「『感性』とか、どうでもよくないですか?」
去年コミュニティを形成していた時に、ある奴から言われた台詞……
また、ShouさんのTHE PLANNINGをセールスしている時にも、たくさんの人から
「これで稼げるのですか?」
と、問い合わせを頂いた。
うーーーーん、、、なんて応えていいか分からない。
だけど、分らない奴に説明するのも面倒い
(かなり抽象的だからw)
なので、今日は僕が想う「感性」、もっと言うとこの業界・情報発信ビジネスで言う「感性」に付いて想うことを話したいと思う。
結論から言うと、こと情報発信ビジネスに於いては、
「感性=表現力」と捉えていいと思う。
ある事象に触れて、何を感じて何を想ったのか?
そしてそれをどのように発信するのか?
その全ての一連の流れは「感性」によって人と違いが出てくると考える。
・同じYahoo!の記事を見ても
・同じノウハウで実績を出しても
・同じ教材をセールスしてても
全く表現が同じ人がいないということは、人それぞれ受け取り方が違うということ。
そして残念ながらそこは「個性」ということで片付けるとおかしくて、「感性の力」によって、表現の幅・深さが変わってくる。
感じる力を増すことが発信の強さにも繋がる。
感じる力が浅いと、
「あいつって浅えなー」となり、その浅さが「個性」になる。
逆に、同じ事象でも感じまくって、深い発信をすると、
「やっぱ、あの人は深い」となり、「個性」が際立つ。
ちょっと前にアフィリエイトした人が多かったこのダイレクト出版の本に、僕の大好きな一文がある。
P40にあるブレッド
「ストーリーの達人は、些細な出来事でも、人を惹きつけられる。」
という文面。大好きだw
そして更に説明として、
「些細な出来事を見事に語るのか、深い意味をもつ出来事をお粗末に語るのか。」
まっちゃんの、すべらない話が分かりやすい。
笑いを取っているネタ……
もし同じ状況にあなたが陥ったら、彼らと同じように面白おかしく話せますか?
これ、
「Talking能力」だけで片付けられないんです。
多分、大半の人は「些細なこと」なんてドスルー。
何も感じない。
ネタにすらしない。
芸人というある意味、特殊な人生を歩んでいる人だからこそ感じれること。
毎日、メルマガを書けない人。
「ネタが・・・」
そんなことはない。
確かに、ずーーっと家で寝ていたら難しいかもだけど、普通にビジネス・生活していたらネタは毎日幾らでも転がっている。
ちなみに今日の僕はメルマガネタをどれにするか、下記5テーマですんげえ迷った。
■ 久しぶりに朝のラッシュの電車に乗って感じたこと
→ 月曜日の朝のサラリーマンは本当辛そうだ……
■ 新しく立ち上げたメルマガコミュニティでのやり取り
→ 正直、教えたことをやってない昔からの教え子にブチ切れそうになったことw
■ Shouさんのセミナーの増員が決まった
→ やはり、もっとゴリゴリ提案するか?
■ 今日の夜開催される、THE MAIL MAGAZINE 発売記念 小玉歩慰労会のこと
→ なぜ、僕が企画したのか?
■ 池井戸潤さんの新刊を読んで思ったこと
→ 結果、これがベースになってはいる。。。
こう考えると、如何に日常じゃなく、非日常の生活が出来るかで感性は磨かれるような気がする。
やっぱ、例の独立事件からの経験は、僕の感性、、いや、価値観すらぶっ壊した。
でも、三浦さん〜〜
全員が全員、しょっちゅう海外旅行に行くわけにもいかないし、高級レストランにいけないし、三浦さんみたいな、壮絶な経験なんて出来なーい
という声が聞こえてきそうですが、
それはその通り。
そんな無理矢理、自分で環境を変えるのは無理だし、無尽蔵にお金を使える訳なんてない。
でも、そのままだと、あなたの感性は一生磨かれない。
毎日同じ生活じゃ、やっぱ辛い。
長倉さんもすんげえ拘るところ。
彼の場合は僕と違って、マジで環境を変えさせる(引越しとかw)
そこで、僕が勧めるのが
「名作に触れること」
だったりする。
映画・小説・ドラマ・絵画・音楽……
何年・何十年にも渡って語り継がられる名作。
その中でも特に僕は
「映画」「小説」だ。
自分では体験できない世界を疑似体験できるから、自然と今までにない感性が磨かれる。
そして、名作に触れても「何もこの作品感じなかったー」というのも発見。
なぜ、自分は全く感じなかったのにこの作品は売れまくっているんだ?
→ これを分析できると、物販やYoutubeでのリサーチが加速する。
だいたいリサーチで失敗するのは、
「自分のフィルターが強すぎるから」
僕はYoutubeをやり始めた頃、マッジでキモいと感じていた、AKBやももクロの動画を観まくった。
なぜならば、単純に人気だから。
世の中の「感性」と自分の「感性」の乖離を知りたかった。
だけど、触れていると自然と「感性」は広がる。
「なるほどー なんとなく人気な理由が分かったぞ〜」
となり、いつの間にかコジハル好きになってたり…笑
だけど、柏木由紀やまゆゆまでは行かない…← これが個性
そうなるとまた違う発信が出来たりする。
話は戻して、、
映画や小説で感性を広げつつ、僕は最終的には「小説」で表現力をあげている。
だって、、
情報発信の基本は「文字」だから。
小説は、とにかく世界に入ってもらえるように、文字でのめり込ませる。
「三浦さんのメルマガは、小説みたいです」
もう、何回言われただろうか?
別にこれだけが表現方向の全てじゃないと思うが、まー僕からしてみたら、
「読まれないメルマガ」より
「のめり込むメルマガ」を追求したい。
だから自然とこのスタイルに行き着いた。
3月の中途半端な時期で申し訳ないですが、情報発信指導として、今年のテーマに掲げよう!というのが見付かりました。
「感性を磨くことによって、表現力を『無理矢理』付けさせる」
いっつも詰まらない発信をしている人には、やはりたくさん「本」を読んでもらう。
ビジネス書も学びになるが、「表現力の圧倒的な向上」まではいかない。
やはり、喜怒哀楽しながら文字にのめり込むことこそが、最強の情報発信者の入り口だと思います。
又吉はなんでお笑いをやりながら、芥川賞を取れたのか?
→ 誰よりもたくさんの小説に触れ、感性が磨かれ表現力が付いた
だと思います。
別に作家・直木賞作家になるんじゃなくて、この業界で競合に勝つくらいの表現力を付けることなんて、容易い。
ぜひぜひ、名作に触れ続けて欲しいと願います。
じゃないと、強烈な体験をする以外、「感性」「表現力の幅」が広がることは有り得ないと思います。