今日はいきなり、かの有名な
「アルケミストー夢を旅した少年」という本の作者、パウロ・コエーリョのブログからの引用をもとに話したいと思います。
多分、、皆知っているよな〜〜
ただ、ちょっと皆とは違う視点でアウトプットしてみます。
それでは参りましょう!
▼ 漁師とビジネスマン
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むかしむかしある所に、あるビジネスマンが居ました。
ある日、そのビジネスマンが、ブラジルの小さな漁村の砂浜で腰掛けていると、1 人の漁師が小さな船に乗り、魚を捕まえ始めました。
漁師は大きな魚を何匹か釣り上げると、浜に帰ってきました。
ビジネスマンは、その漁師に聞きました。
「それだけの魚を捕るのに、 どれぐらい時間が掛かるんですか?」
漁師は答えました。
「そんなに長い時間はかからないよ。」
ビジネスマンは驚き、さらに漁師に質問をしました。
「だったら何故あなたはもっと長い時間海に出て、もっともっと、たくさんの魚を捕らないんですか?」
「何故って、これだけあれば、家族を養うのに十分だからだよ」
「残りの時間はいったい何をしてるんですか?」
「そうだね、私はいつも朝早くに起きて、 それで漁に行って魚を何匹か釣るんだよ。
その後は家に帰って子供達と遊んでやって、 昼には妻と一緒に昼寝をして、夕方には村の衆と酒を飲んでいるよ。
私達はギターを弾き歌い、夜通し踊るんだ。」
それを聞き、ビジネマンはその漁師に進言をすることにしました。
「私はある大きな会社の経営管理のマネージャーをやっています。
私はあなたを成功へと導く手助けができます!
あなたは、これからはもっと長い時間釣りをすべきです。
そうすると、今よりも水揚げ量が上がります。
そして、その売上金で大きい船を購入するのです。
大きい船があると、更に水揚げ量が上がって、さらにたくさんの船を買い、漁師を雇うことができます。
その後は、会社を設立して、オリジナルの缶詰工場を作り、独自の販売ルートで売り上げを拡張するのです。
そうすれば、あなたはこの小さな漁村からサンパウロへと移り住み、大きな本社ビルを建てる事ができるでしょう!」
「・・・・・それで、その後は?」
「その後、あなたには王様のような暮らしが待っているのですよ! 株式に上場すれば、あなたは大金持ちになるんですから!」
「・・・・・それで、その後は?」
「そうすればもう忙しく働く必要はありません。
引退をして小さな漁村に移り住んで、朝早くに漁に行ってその日に食べる分の魚を何匹か捕り、その後は家に帰って子供達と遊び、昼には妻と一緒に昼寝をして、夕方には村の衆と酒を飲み、ギターを弾き歌い、夜通し踊るのです!」
それを聞いた漁師は怪訝な顔してビジネスマンに言いました。
「・・・今、まさに私はそのような生活をしているのだが」
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以上です。
1度は聞いたことあると思います。
面白いですよね〜 これ。
何が面白いって、これ僕、この業界に入ってすぐに読んだことあるんですが、その時はあまり何も感じなかったけど、この前読んだらすんげえ面白かった。
僕はこの文章を、今読んで思うこと。
「本当に人の価値観は違う。」
「セールスの奥深さ」
「だけれども、知らない世界を知った上で選択したい」
です。
・・・ん? まーまーもう少しだけお付き合いを…笑
ちょっと僕なりの解釈を説明して行きます。
漁師に取ってはこのビジネスマンのアドバイスは意味不明。
「いや…今で十分だけど確かにもっと仕事をしたら素敵な世界が待っているかも?」
そう思うからこそ、アドバイスを聞く。
だけど、その「提示される世界」に全く興味が湧かない。
別に小さな漁村からサンパウロに移り住みたいとも思わない、王様気分で金持ち生活にも興味が無い、一部上場?? なんですか? それ??
きっとビジネスマンは、漁師のことを
「田舎に住んでいるショボい何も知らないジジイ。だから俺が華やかな世界を教えて上げよう。」 って。
ちょっと前、ヒルズ族なるものが、シャンパンタワーや高級車・高級マンションを提示したのと一緒ですね。
で、重要なのはそこで動く人と動かない人がいるということ。
動く人が「1人」でもいれば、それはビジネスとして成功だと僕は思う。
結局このビジネスマンは、1人の漁師を説得出来なかった。
つまり、セールス失敗ですね。
・・・このエピソードって、金がすべてじゃない! 豊かさとは皆違うもんだ!
そういうメッセージじゃないのか!!??
その通り。きっと作者はそう思って書いたでしょう。
金なんかに惑わされるな! って…
でも、そんな普通のアウトプットじゃつまらない。
そんなことは大前提。
だけど、一つの良質コンテンツは色んな解釈ができるということをお伝え致したく。
「人を行動させるには、行動した後の世界を強烈に見せること。
それもお客様が憧れるような。
思わず行動せずには入られない、、そういう世界を。」
皆、日頃の情報発信でこれが足りないと思う。
大手広告代理店を独立になったけど、なんか僕って今、自由で充実そうに見えませんか?
ビジネスの範囲も、結局前職の延長もやりながら、単純に広がっている感覚…
だからこそ、皆、コソコソ隠れて前職の奴らや学生時代の友人が、聞きに来る…笑
僕が地獄から這い上がることが出来たのは、この、インターネットというMEDIAを使ったビジネスを知れたから。
だからそこを強烈にいつも描く。
このビジネスの素晴らしさと見える景色の違いを。
・素敵な仲間との時間
・上司に媚び諂わないでも良い世界
・無駄な飲み会? ありません、そんなもんは。
・ダメダメだけど、眠たかったら昼間で寝れば良い。
その代わり、起きたら死ぬほどやらなきゃだけど… 笑
きっとこのビジネスマンは漁師に、ここの部分をもっと広めて、掘り下げてセールスすべきだったと思います。
↓
「そうすればもう忙しく働く必要はありません。
引退をして小さな漁村に移り住んで、朝早くに漁に行ってその日に食べる分の魚を何匹か捕り、その後は家に帰って子供達と遊び、昼には妻と一緒に昼寝をして、夕方には村の衆と酒を飲み、ギターを弾き歌い、夜通し踊るのです!」
ここに驚きが無かった…
「どんなお酒を飲んでいるんですか?
へーーということは、これ系が皆さん好きなんですね?
だったらもう少しお金があればもっと美味しいこういうお酒もありますよ。」
「ギターを弾き歌い、夜通し踊る…
でもいつも同じだとつまらなくないですか?
仲間とこういう遊びをすると更に絆も深まり、もっと楽しい時間を過ごせますよ!」
・・・うううう。。
さすがに書いてて無理が…笑
それは僕がこの漁師達の求めているニーズを知らないから。
このビジネスマンは、この漁師はお金を求めている、華やかな世界に憧れている…という設定を勝手にしたのが間違い。
とは言え、、
「今で十分幸せです。」
これは嘘です。
残念ながら、人間は欲深いものですから。
そこに刺激を与えられてないだけ。
「行動したい」と思わせられていないだけ。
今の日本は、高齢者の貯金を全部市場に回せば景気が回復する。
死んだら金なんて意味が無い!
どんどん使いましょう!
・・・・おいおい、それで動く訳無いだろうが??
高齢者は仕事もすぐに出来ない。
「何かの不測の事態の為にお金を持っている。」
もっというと、
「可愛い孫の為に持っている。」
そういう心理を分かった上で、高齢者を動かすビジネスとは?
その観点で考えられる人がいない。
今、アメリカってまた子供増えているの知ってます?
理由は、「年収200万円時代だから」です。
どういうことか?
年収200万円だから、大半のビジネスマンは飲みに行けないんですよ。
だから言い訳しているんです。
「やはり、家族が大事だ。アフター5+ファミリーの時間こそが人生だ。」
遊びに行くお金が無いから、自己弁護した発言です。
・・・結果、家にいる時間が増えるので… これ以上はご想像にお任せします。
地方の方に子供が多いのと同じですね。
話は戻して、、
ビジネスをするということは、絶えず世の中にお客様に価値を提供すること。
その「価値」とは生きて行く為の生活用品だけじゃない。
衣食住周りのどうしても使わなきゃいけないものは、大手企業に任せておきましょう。
僕らが提供すべき価値は、どう考えても、
「exciting = エキサイティング」
「interesting = インタレスティング」
ワクワク、ドキドキすることです。
その手段の一つに、お金を稼ぐ…ということがあるだけ。
「こうやれば稼げる。」
だけの発信を追求している人が、最近、情報発信に行き詰まっているのも感じます。
だって、そんなに無尽蔵に稼ぎ方なんて出て来ない。
それを無理矢理こじつけて発信するよりは、あなたしか見えない景色の素晴らしさを発信すべき。
そこに人は共感し、行動する。
・サラリーマン辞めても楽しそう! 生活できるんだ!
・自由っていいなー!
・なんかあそこのコミュニティに入ってワイワイやりたい!
・ 家族と平日からそんなに出かけられるの???うっそーー!
僕は今の人生に誇りを持っている。
だから堂々と話す。隠すことなんてない。
そして、エリート人生を挫折した僕だけが見える世界を発信し続ける。
そこに共鳴してくれたら、、
一緒に更に高みを目指しましょう!
僕のこんな暑苦しいメッセージじゃなく、あなたの発信でしか響かない人はたくさんいます。
個人MEDIAの時代。
その素晴らしさをまだ皆に届けられていない…
それは完全に僕の実力不足です。
僕も日々精進します。
皆様も、人生1度きり。
後悔無い人生を送りましょう