Business Mind

人間は忘れるという能力があるから生きて行ける・・・だけど・・・

人間は忘れるという能力があるから生きて行ける・・・だけど・・・

 

3月11日・・・

日本にとっては、8月15日(終戦記念日)8月6日(広島原爆投下)8月9日(長崎原爆投下)と同じくらい忘れてはならない日になりました。

当然、阪神淡路1月17日、関東大震災9月1日なんて防災訓練の日になっているほど、日本はいつも災害と戦って成長して来ましたが、3・11が世界に与えたショックは図り知れません。

 

ちょっと今日はいつもとテイストが違う感じでお送りさせて下さい。

本当にかなり違うので、こういうテーマに興味の無い人は

「三浦さんどうしたの?」

と思われるかもしれませんが、最後まで読んで頂いたらなぜ今日だけそういうテイストなんだ・・・ということが分ると思うので。。

お付き合い頂けましたら幸いです。。

 

では参ります!

 

震災直後、三浦家と家族ぐるみで付き合っているスペインの友人から、

「今すぐ日本を抜け出してこっちにこい! 家は幾らでも住むところもあるし、Koiなら幾らでも職は見つかる! 何よりも娘のためだ! 今すぐだ!」

そんなメッセージを頂戴しました。

 

実は僕らが震災後真っ先にやったことは、娘のパスポート申請です。大混雑でした。

自分たちのことしか考えてませんでした。

 

他の人達に比べ、比較的海外に友人が多い家族なので、外国人の生の声がダイレクトで聞こえまくるのはある意味「リアル」だったことを覚えております。

冗談抜きで自分たちのことしか考えてませんでした。

 

だけど、結局は状況に身を任せ、菅直人のやらせ演技に辟易しながら、テレビを食い入るように観て時を過ごし、今に至ります。

あの毎日、テレビに出て状況説明していた政治家の名前すら忘れてしまってます。

だれでしたっけ? のもと?? ま、いいです。

結局僕はボランティアにも行かず、募金という型だけでしか被災地に対して貢献・・・ いや、貢献なんておこがましいですね。。

 

結局何もしてやれません。

シカゴに行ったのが、2012年秋、、当然この話題になりましたが、全くボランティアをしてなかった自分が日本人として恥ずかしかったことも鮮明に覚えております。

 

だから僕はせめて、「忘れない。」

そして、その時に海外に報道されまくった日本人としての「紳士な行動規範」「日本政府の杜撰さ・問題意識」「結局大手商社がビジネスをしてた」「自衛隊よりも企業の応援の方が速かった」などを知識として学び、色んな世代に伝える・・・

そういうことでこの震災と向き合いたいと思います。

 

本当に人間は忘れる生き物です。

だけど、これは実は生きて行く為に必要な能力なんです。

この能力がなかったら、大半の人は苦しくなって生きて行くことが出来ません。

最愛の人を亡くして、哀しみがMAXでも残念ながらその思いは徐々に消えて行きます。

大好きな彼氏にふられて、死ぬほど辛くても、時が解決してくれる。

「忘れる」という能力が無いと、人は成長もしないし、生きていけないんです。

 

ひとつ屋根の下という江口洋介が主演だった家族ドラマのPART2。

酒井法子が演じてた役の女性=小雪が、白血病にかかり死にかけます。

そして血がつながってない兄役=福山雅治=ちいにいちゃんことマサヤは医者として看病にあたる。

彼女を愛し、懸命に尽くすも、自分の力不足に嫌気がさし、やけ酒・・・そして街中で喧嘩。

警察に捕まった後、引き取りに来た義理の父に向かってこういいます

 

「小雪が死んだら、俺も死ぬ。1番嫌なのは、こんなに今彼女を愛しているが、いつか絶対に忘れていく。それが恐いんだ・・・そんな自分が嫌なんだ・・・」

 

その後義理の父から大ピンタをくらい、彼はまた立ち上がり・・・そして最後はHappy End

僕は涙無くして見れませんでした。

 

また、僕は会社から理不尽に追放された時、すぐに未来に向かいましたが、妻や恩人達から「裁判しよう」ということを持ちかけられました。

 

正直どうなってたか分らないですが、僕自身そんなのに労力を懸けたく無かったのと、僕自身100%悪く無い、とも言えず反省する所もあるので弁護士に数回会うも行動には移しませんでした。

ただ、そのとき一連の会社とのやり取り、会社での理不尽なこと、僕を陥れた人のことなどをどうしても、文字に落とさなきゃ行けなくて、Word10枚くらい書き残し今でもこのパソコンのファイルであったり、家に出力として残っております。

いざとなったら出るとこに出てもいいように 何よりも家族の為です。

 

時々色々仕事もうまく行かず、当時のあの気持ちをになって奮い立とう!と試み、その文章を読み返そうと努力しますが、最後まで読めません。

そこにはカッコ付けていたのは超ー表層的で、心には「怒り」しかなかったからです。

今ではその怒りがほぼ無いから、その当時の僕の感情に向き合えないんです。

 

そのくらい、人は忘れて行く・・・・

 

365日ある1年の365日、震災のことを考えろ!というのは無理です。

 

だけど今日一日くらい、その日に向き合ってもいいのでは無いでしょうか?

当時と同じ想いは無理にしても「忘れては行けない」と思うんです。

 

日本中、いや世界中が涙を流したあの日。

マスコミも今日だけは騒ぐでしょ。視聴率取れるから。

だけどそんなんじゃない。

日本人として、日本に住んでいる1人の人間としてこの大惨事に関してそれぞれ考えるべきだと思います。

 

被災地に行ってボランティアをすることは素晴らしいですが、

それ以外でも僕らは出来ることはあると思います。

 


 

きっとこのPVを創った人達もそんな想いだったと思います。

誰だか知りませんが、ちょっとグッと来てしまいました。

 

人間は忘れるという能力があるから生きて行ける、、だけど、「思い出す」「忘れないように努力する」ということも重要だと思います。

たくさんの被災者に対してご冥福をお祈り申し上げます。

僕らは絶対忘れません。

 

 

KOI公式メールマガジン
ABOUT ME
Koi Miura
時間にもお金にも縛られず「自由」に生きる。そして「クリエイティブ」に生きる。リアルビジネス・インターネットビジネスの垣根を超えて、あらゆることを提案し、形にして行く。それがこれからの僕の使命。マーケティングスキル・個人ブランディングを極め、自己の成長はもちろん、たくさんの同志と共鳴し合い、成功者を量産させて行こうと思います。