こんにちは MR.KOIです。
早速反響ありました、昨日の記事。
やはりインターネットビジネスに携わっている人やクリエイティブなことが好きな人は、大手広告代理店の戦略・現状は気になるようですね。
とても素晴らしいことだと思います。
色々真似するところもありますし、大企業の戦略と個人で戦う時の戦略の違い、という観点で調べるのも面白いと思います。
「媒体」の話しだけでも本当に色々お伝えしたい事があります。
でも相当マニアックな話しもあるので、今日ともう一回位かな??と思っております。
今日は「媒体」の基礎知識が分かったということで、大企業はその媒体をどうやって使い分けているのか? を書きます。
別に皆テレビCMをやりたい、でも、お金がないから雑誌広告、、なんて単純に考えておりません。
もちろん予算は重要ですが、そこには「媒体戦略」「媒体プラン」が当然存在します。
「この商品の1億の媒体プランをつくって来週迄にご提案下さい」という受注型の仕事であったり、
「是非5億のこの媒体プランを実行して、商品認知力を今から3倍、そしてお店への導入を○○○人程度見込みませんか?」
という感じで自主提案したりします。
媒体プランを考えるにあたって、重要なのは2つ
①その商品・サービスの特性
②ターゲット です。
当たり前のように聞こえますが、本当に重要です。
アフィリエイトでも同じですよね?
セールスレターを少し読んだ程度で、小玉歩の教材だから絶対売れる!と思って、薄っぺらい情報で売りつけて来る人、、誰も買いません。
その商品=教材の特徴、その教材を購入することで、どうなるのか?使用前・使用後の話しなどをしながらしっかりとセールをする。
また、「ダイエット」に興味のある人に「FX勝利の方程式」なんて教材を売っても売れる訳が無い。そんなセールスをしたら、「大丈夫か?こいつ?」になりますし、その前にメルマガ解除でしょう。
この ①その商品・サービスの特性 ②ターゲット のリサーチが深ければ深いほど、その広告を展開した後の成功は大きいですし、適当にやっていると、効果がまったく現れず、クライアントに大激怒されます。
例えばですが、女性誌(very とかwith)に男性育毛剤の広告は存在しませんし、日経新聞に、化粧品の広告は存在しません。
目覚ましテレビの時間帯に、お酒の広告は流せません、、などなど。
これは極端な例ですが、その商品を買ってくれそうなお客様がどのような場所・時間・気持ちで広告に接するのか?
それを分析するのが本当に重要です。
なんか難しい話しになりそうなので、事例を挙げて説明して行きましょう
<電車の窓上広告・中吊り広告・額面広告は圧倒的にビール広告が多い>
今度見てみて下さい。
本当に多いです。
サントリーのビール広告の隣にキリンビール・アサヒビールが掲載されています。
これは分かると思いますが、帰りの電車の乗っているサラリーマンをターゲットにしています。
「あっ、今日帰りにビールでも買って帰ろう」
「なんなら駅前で飲みに行っちゃおうかな~」 みたいな。
でも、二日酔いで朝の電車で見ると、逆に気持ち悪くなる、、というケースも。。
ターゲットの行動にフォーカス
<ゴールドカード会員誌に高級時計・高級車の広告>
だいたいゴールドカード会員になると会員誌とかが送られて来るケースが多いです。
それはそれで面白いですけど、広告を見ているだけでも面白いです。「マセラティ」「カルチエ」「ブルガリ」
まあなかなか街中では見えない広告がたくさん
そうですよね、、正直高級品だから、普通の雑誌、例えば週刊新潮とかSPAに載せるよりも、確かに見る人は少ないけど見込み客は見る。
年収で区切っているパターンですね
<お昼のテレビ広告は、シャンプーや洗剤・石けん・生理用品がメイン>
これはターゲット+時間帯を狙った広告戦略
子供達や旦那が留守の間、主婦が家事をやりながらテレビ、、みたいな。
王道です。
またこの時間は、結構「ドロドロ」しているドラマも多く流れますね、、主婦は好きなのでしょうか???(笑)
<渋谷駅前の大型ビジョンはアイドル・歌手のプロモーションがメイン>
これは場所の特性を考えた広告展開です。
渋谷=若者の街
それを狙っております。
面白い事に、そういう「オシャレ」な広告を流すと街もドンドンオシャレになる。
相乗効果を生みます。
こんな感じで、広告主(企業)は広告代理店と色々考えております。
皆様もそういう視点で、広告に接してみたらいかがでしょうか?
インターネットと同じメディアを扱っている、戦略・思考。
色々見えてくるモノがあると思います。
そして何よりも、「広告」を楽しんで下さい!
Love 広告