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広告について考えてみる。「媒体」上級篇

 

こんにちは MR.KOIです。

広告業界分析、おかげさまで「勉強になるな~」と数名の方に言われ、ちょっとうれしい三浦です。

テレビ・新聞・ラジオ・雑誌と言った既存のマス4媒体が中心にありながら、アウトドアメディア(電車・バス・屋外看板などなど)の重要度が増し、そしてインターネットが台頭して、今迄の既存のテッパンルールが色んな意味で塗り替えられている。

大手広告代理店は既得権益を必死なって守ろうとしながら、時代はそんなことを許さず、Google・Yahoo!・Facebook・Twitterやサイバーエージェント・楽天と言った新興企業が暴れまくりのこの業界。

その状況を冷静に分析しながら、自分として何ができるか?個人としてどう戦って行くべきか?研究し、稼ぎ続けたいと思っております。

 

本日は、「媒体」篇のラスト上級です。

ちなみに、初級・中級はこちらです。

広告分析 「媒体」初級
広告分析 「媒体」中級

 

上級に相応しく、「骨太感」を意識して書いてみました。早速ですが、どうぞ。

 

媒体の種類、ターゲット分析などの色んな要素で広告主(広告を展開する企業)の方、代理店の方が様々な戦略で媒体プランをつくって効率且つ効果的に広告媒体を使用していることをお伝えしました。

本日は上級として、本当に企画するのも、実施するのも最高に難しくて、、でもやったら話題になり効果的な施策をお伝えします。

それは、「無いところに、新しい媒体を創る」です。

 

これが究極的な媒体の効果的な戦略です。

但し、これは1回でもやってしまうと、もうその時点で過去の実績になってしまい、使い古された感が出て来るという如何に「旬」であるかが重要な手法です。

この記事でも時差がありますが、僕としては、まだまだ使える手法なのかな、、とは思っております。

 

ちょっと抽象的なので、事例をあげて。

なんとなく既存の媒体に掲載するのでなく、「創造」しているというプロセスを感じて下さい。

 

<ポータルサイト レイプ広告!>

これももう古いやり方になりつつありますが、僕が前職時代、2003年位にやった広告はそれなりに話題になりました。

Yahoo!やGoogleでは無理だったのですが、当時のMSNやAOLとかをポータルサイトに設定している人がクリックすると容赦なく全面に広告が流れる!  みたいな。。

 

きっと何人かは被害を受けておりますよね??

もう今や、既存の媒体枠をどうするのか? だけではお客さまの関心は引けない時代になっております。

こういう新しい仕掛けを時代に合わせて、ドンドンしていかなくては、なりません。

媒体創造です。

 

媒体創造とは、簡単に言うと今迄広告を掲載していなかったこところに出向き、直接交渉。

初めての試みは、業界は大好きなので、その後、事例として取り扱われる場合が多いです。

 

この広告は、「うぜーーーー」と想われる反面、必ず半強制的にお客様に広告を伝達することが出来ます。

まあ、成功するか否かは紙一重ですが、

・全く興味ない人は、ウザいと想う
・見込み客はかなりの高い確率でクリックする

こういう諸刃の剣的な広告は、ニッチな商品やエッジが効いている商品広告が効果的だと思います。

個人的に、育毛剤とかでやってみたいですね

 

<ジャック とにかく ジャック ここも媒体じゃい! 掲載できるところをひたすら開拓じゃい!>

ジャックというと業界用語なのでしょうか?あまり聞き慣れないかと思いますが、つまり占領するということです。

例えば、まだ記憶に新しいこの前の伊右衛門の電車ジャック。

電車の中から外から、広告スペース全部に掲載。

 

交渉の流れで言うと、、

・電車車内の広告はOK。外観は見た目が損なわれるからダメ
         ↓
・交渉後、そんなに外に広告を掲載したかったらドアの○○○なスペースだけならいいよ。
         ↓
・更に交渉後、わかったよ。電車のスペース全部使ってくれ

 

みたいな交渉経緯かと思われます。
  
使い古したやり方ですが、ここまで気持ちよくやる企業が最近少なくて、寂しいです。

だから伊右衛門広告を久しぶりに見た時は気持ちよかったです。

 

「電車」なのか「走る広告塔」なのか、、単純に素敵ですね。。。

しかもデザイナーが素晴らしいのでしょう。とても奇麗なデザインでした。

その他にもこの手法で言うと、渋谷のスクランブルジャックとか、駅の広告全部ジャックとか、、ユニクロとかがよくやる手法ですね、、本当に見ていて気持ちいい

 

渋谷の109なんかはもう、自分のビル壁面を完全に広告媒体にしちゃってます。

これ、もう売り物ですから、新しくはないですがこういう媒体開発もあります。

 

最初は広告スペースとしてあり得なかった所を交渉する。

これは企画に加え、その後の交渉力も重要です。

とてもHeavyな仕事です。

 

<こなったら、人も媒体じゃい!! 広告掲載させろ!!>

これ知ってます???

 

TSUTAYAの店員さんの背中です。

背中に広告を載せたTシャツをつくって着てもらうキャンペーンでした。

 

TSUTAYAって当然自分たちの事業はもちろんですが、店舗とかを広告媒体とかをうまく活用して、たくさんの企業が広告を掲載しております。

その中の1つの試みがこれです。

 

ま、これよりも強烈なのは、、、 

 

売り込みのトークは 「これは絶対領域広告です。必ず人は見ます!。」というもの「スカートの丈:絶対領域:膝上ソックス=4:1:2.5」

という黄金比から計算して創造した広告です。

僕も初めて提案を受けた時は笑いそうになりましたが、その営業は相当真剣な表情をしておりました。

 

一応説明しますが、男性が必ず女性の足に目をやるという男の性を狙った広告。
一般の人からモデルまで「人の足」を媒体にしちゃいました。

 

恐ろしい、、、でも面白い

 

僕は媒体創造は永遠に続くと思います。

だってスペースがあれば何処にだって広告は掲載出来る。

でもそれはスペースの所有者のポリシーであったり、条例的な問題であったり、その他物理的な問題で広告スペースになってないのです。

 

だけど、そういうルールも日々更新されて行く。

だからダメだと思っても、いい企画だし、この広告は人が動く! と思えば、

「そこのスペースは無理なんでしょう?」じゃなくて、

「交渉してみましょう!」という姿勢でいてもらいたいと思っております。

絶対に諦めるべきではない。

逆にそうして行かないと、幾ら素敵なクリエイティブを開発してもユーザーは見飽きる。

素通りする。

刺激を与えるためには、新しい媒体創造は絶対に必要です。

 

メルマガをやっている方が、全然そんな気がなかったけど、

「本当に素敵なメルマガですね。広告掲載は幾らなのでしょうか?よろしければ僕の商品を掲載して下さい」

なんていきなり知らない人からメールが来て驚いた、、というケースもあります。

 

それもまさに「媒体創造」です。

あなたにとっては何気ない情報発信ツールだと思っていても、人によってはそれに価値を感じ、投資してくる時代なのです。

 

情報発信の時代。

人がどのように繋がるのかは無限です。

このケースの場合で言うと、その人は広告掲載に興味がなくてただ単に知らなかっただけで、それを機に新しくビジネスを始める事になるかもしれません。

 

「媒体創造」

 

インターネットビジネスで成功している方は、皆自分なりのオリジナルの媒体を絶対持っています。それも強力な。

メルマガ・ブログ・Youtube・Facebook・Twitter、、当然媒体です。

 

ある企業が新しい商品キャンペーンを立ち上げ、広告媒体プランを模索しているとき、果たして、、

どんどんテレビ離れが進んでいる今にテレビに出稿すべきか?

それとも、TSUTAYAの店員の背中に広告を載せるのか? 

はたまたあなたのYoutubeチャンネルに広告を載せた方が効率的か?

それともあなたのFacebookページに広告を載せた方が拡散できそうだ。。。などなど。

 

あなたの持っている個人媒体も、企業が広告掲載を狙っている1つの媒体なのです。

そう考えると少し夢が持てませんか?

僕はそう思い描きながら、日々個人の媒体を大きくして行っております。

 

既存の媒体だけに縛られることなく、新しい個人媒体も重要な今の時代、広告・広告媒体の形はどんどん形を変えて行きながら、そこでの個人の成功の可能性は無限に広がっています。

僕の媒体は果たしてどこまで大きく出来るのか?? とことん追求して行こうと思います。

 

以上をもちまして、広告業界分析「媒体」篇を終了させて頂きます。

長々お読み頂き、ありがとうございました。

 

 

ABOUT ME
Koi Miura
時間にもお金にも縛られず「自由」に生きる。そして「クリエイティブ」に生きる。リアルビジネス・インターネットビジネスの垣根を超えて、あらゆることを提案し、形にして行く。それがこれからの僕の使命。マーケティングスキル・個人ブランディングを極め、自己の成長はもちろん、たくさんの同志と共鳴し合い、成功者を量産させて行こうと思います。