Business Mind

半沢直樹ヒットから見える <忠実性>の重要性

 

そして、この記事が半沢直樹ヒットの要因分析です。

久しぶりに読み返しましたが、、、なかなか読み応え十分!

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半沢直樹の、視聴率30%超えは昨日のメルマガを読んで頂いている方なら、ご理解頂けると思いますが、本当に凄いことです。

10%が単位ギリギリ、20%が「よくやった!」という世界で、30%はとても素晴らしい。

僕なりのヒットの分析をシンプルに書かせて下さい。

 

ヒットの理由は大きく2つあると思っております。

 

1.原作にとにかく忠実に拘った、監督の姿勢。

2.堺雅人の神がかった演技

 

壇蜜をあの役に抜擢したことが!とか、やはり中間管理職というテーマが、とか、「10倍返しですよ」という流行語が生まれそうだ、とかは、僕が考えるに、1つのキッカケであって、2の次。

成功要因の太い幹をはこの2点に絞られると思っております。

 

特に、1.原作にとにかく忠実に拘った、監督の姿勢が一番です。

(2.堺雅人の神がかった演技は飛ばします。そのまんまなんで)

 

半沢直樹はもともと池井戸潤さんという方の小説、『オレたちバブル入行組』や『オレたち花のバブル組』を原作にしております。

だから、最初僕は絶対こける、、と思っておりました。

理由はおいおい話して行きます。

 

この2冊、、滅茶苦茶面白いんですよ。

2〜3年前に読んだのですが、それぞれ1日で読み終わりました。

とにかく読んだらやめれないのです。

 

緊張感、、ハラハラ感、、最後はどうせ悪人が負けて善良な主人公が勝つ、、それが小説だ!と思っても、なんか気になって最後まで読んでしまう。

 

実は僕、大ファンなんです。池井戸潤さんの作品。

ほぼすべて読んでおります。

 

池井戸さんはもと、東京三菱銀行の銀行マンであり、その後作家に転身されております。

僕は銀行で働いたことがないですが、起業した時などに思ったことは、銀行というのは万人が必要な「お金」を取り扱っているので、あらゆる業界に詳しい方がとても多いです。

だから池井戸さんの作品は今回の半沢直樹=銀行マン以外にも、経済小説と言われている分野がとても多く、すべてがリアルで傑作です。

 

「下町ロケット」
中小企業の社長がロケットづくりの夢に向かって奔走し、特許関連で大企業と大バトルするさま

 

「空飛ぶタイヤ」
間違い無く、あの三菱自動車のリコール事件を題材にしているであろう、社会派小説。

運送会社の熱い社長の話し。最後のシーンは涙ものです。

 

「鉄の骨」
アンタッチャブルな世界、、建設業界。
政治家も絶対に絡んで来ると言われているこの業界に、突っ込んで行った問題作。

 

その他たくさんありますが、この3作品は秀逸です。

 

そしてなんと、この3作品はそれぞれWOWWOWでテレビ放送されておりました。

 

・・・・それを以前見てたからこそ、僕は最初この半沢直樹は絶対にこける、と思ったのです。

 

やはり、小説の原作の臨場感や緊張感は画面からは伝わらない。
それと微妙に中身が変わっている、役者のイメージが自分のイメージと違う。

あまりにも好きだった作品なだけに、テレビ映像で観た時は、ガッカリしたもんです。

 

実は、これって、結構聞く話しです。

 

多分今最も売れている小説家=東野圭吾さんの作品てたくさんの、テレビ化、映画化されておりますが、結構、外れが多いです。

ファンが多い分、ギャップにガッカリする人がとても多い。
(「こち亀」の実写版、香取慎吾主演の番組は大クレームが発生しました。)

 

そしてなおかつ、制作者サイドからしてみれば、小説を映像化するのって本当に難しい。
(色んな理由はありますが、マニアックになり、眠くなるので飛ばします。)

 

結果、何が起きるかというと、原作者サイドの意向を無視してテレビ局サイドがオリジナルストーリー開発に走りだします。

 

平気で、女性役を男性役にしたり、昔の作品だから携帯電話のシーンなんてありえないけど、そんなシーンを入れて来たり、もっと言うと主人公とヒロインのキャラクター設定だけが原作で、後は全部オリジナル、、なんという恐ろしい作品もあります。

 

しかし、半沢直樹の監督は「原作に忠実にやること」にとことん拘りました。

 

面白いエピソードが1つあったのでご紹介させて頂きます。

半沢直樹のライバル国税局員:黒崎俊一は原作でも「おねえ系」なんです。

凄くシリアスな役なだけでに、監督以外のすべてのスタッフは、普通の男役にしたかったそうです。

 

だけど、監督はこだわった。

 

「原作に忠実にやろう!」と。

 

その配役も、歌舞伎界のスター片岡愛之助を持って来るあたり最高です。

 

名作という作品をいかに忠実に表現するか?
自分色=オリジナリティは一回無視して、とことん「忠実性」に拘る。

 

それがヒットの最大の要因だと思います。

 

・・・・・と分析ジジイになった時にふと思ったことがあります。

 

「自分は出来ているのか?」と。

 

今年1月から、このメディアビジネス、インターネットビジネスに新規参入して8ヶ月。

最初手探りから始めるも、自分は広告代理店にいたんだし、メディアには詳しいし、だからネットも大丈夫、、と余裕で向き合っていた自分を思い出しました。

最初なかなか結果がでなかったのは、まさしく名作の映像化の失敗と同じでした。

まだ結果も出せてないのに、実績者のノウハウにいきなり自分のオリジナル色を出そうとする。

教材で難しいところは飛ばして勝手にアレンジする。。。

 

最終的に、自分なりにブレイクスルーできた理由は、「成功者のやり方、アドバイス通り、そのまんまやる。」ということに尽きると思います。

 

そしてそれを体感してから、オリジナルを出して行くという順番なんです。

 

その教材はその通りにやるから、結果が出る。

 

「1→2→3→4 の順番でやれば、月収10万円稼げます」

 

というノウハウに出会っても、例えば3が難しかったら飛ばして、1→2→4 とやってみる。当然結果は出る筈が無い。

 

また自分なりに、「このノウハウは1→4→3→2の順番でやった方が楽だ」と勝手に解釈し、実践し、また結果が出ない。

 

そんな経験をされた方、多いのではないでしょうか?

 

成功者の「まんまやる」という当たり前のことを、結構な人が出来なかったりするものです。

 

そしてそれが大半の稼げない理由です。

教材通り、1→2→3→4 と言う手順で稼ぎ、そしてそのプロセスで

 

「ん?これちょっと古いぞ、、1→2→3→4→5とやればもっと稼げる」

 

という発見が出てくるものです。

 

このメルマガを読んでいる皆様の中で、教材を買ったけど結果が出ずに眠ったままになっている、、あの教材はダメな教材だった、、と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

本当に、結果が出なかった理由は教材のせいなのでしょうか?

「まんまやる。」
「忠実にやってみる。」

 

という視点で、もう一度見直してみると、また新しい発見があるかもしれません。

 

と言いますか、僕も幾つか思いついた教材を見直してみようと思います。

 

一緒に頑張りましょう!

 

今日は以上になります。

またまた長文お付き合い頂きありがとうございました。

 

 

 

ABOUT ME
Koi Miura
時間にもお金にも縛られず「自由」に生きる。そして「クリエイティブ」に生きる。リアルビジネス・インターネットビジネスの垣根を超えて、あらゆることを提案し、形にして行く。それがこれからの僕の使命。マーケティングスキル・個人ブランディングを極め、自己の成長はもちろん、たくさんの同志と共鳴し合い、成功者を量産させて行こうと思います。