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「表現の自由」って? テレビ局・広告代理店の踏ん張りどころ

「表現の自由」って? テレビ局・広告代理店の踏ん張りどころ

 

昨日、動画を探している時、、、やはり昔の仕事柄なのか、、気付いたらCMばかり観てました。

やはりCMはいいです。大好きです。

短い時間で完結していて、メッセージも強くて、凄くクライアントのやりたいこと・クリエイティブの拘りのせめぎ合い、、、ちょっとマニアックな見方をしていると気付いたら時間を忘れています。

 

そんな中、「放送中止」になったCM集、、みたいな動画を見つけて、凄く考えさせられました。

今日は事例を含めて、僕なりの「表現すること」について書き記したいと思います。

 

気になった、放送禁止CMの幾つか

 

◯セコムのCM

 

これは、演出が「くどい」「しつこい」「ウザイ」というクレームが殺到した作品です。

 

表現を「強く」したいがためにやった手法なのに、、、ま、言われれば分かるけど、クレーム殺到まで行くことは無いような、、そんな気がします。

 

 

◯e-mobile のCM

 

これはなんで放送禁止になったのか??

2つの理由があります。

先ずは、動物愛護団体からのクレームです。

動物をあまりいじくったりするのはダメなんですね。。。

そしてもう1つは猿をオバマに例えることが人種差別と感じられる。。

 

・・・・厳しすぎじゃないですか?

もはや、言いがかりのレベルですね

 

 

◯NOVA 懐かしのウサギCM

 

 

これは先ほどのCMの禁止理由を理解された方なら一発で分かる筈。

そうです。動物愛護団体からの怒りがハンパなかったそうです。

うさぎの耳を引きぬく行為が動物虐待だとクレームが殺到しました。

 

さっきがダメなら、そりゃあこれも全然ダメですよね。。

 

 

◯チャイルドマザー・ファザーのCM

 

 

このCMはメッセージと映像インパクトが強過ぎました。

クリエイティブとしては最高なんですが。。

「近頃、チャイルドマザー(ファザー)が増えています。」
「産むだけで、親になれるわけじゃない。」

たくさんの、子育て(育児)をしてる方々から、「みるのが辛い」とクレームが殺到しました。

社会的にメッセージが強いと、、こうなんですね。。

 

ちなみに、笑っちゃ行けないけど、公共広告機構(AC)が作っているのが、なんか間抜けです。

広告のルールとかを決めている組織なだけに、、ね。。。

 

最後は、、日清 ラ王のCM  ちょっと難しいですか??

 

 

なぜ、放送禁止になったのでしょうか?
分かる方は相当、通です。

これは、「危険」だ。その一言です。
このCMを見て真似して、高い所でカップラーメンを食べたり、お湯を沸かして、落ちたらどうしてくれるんだ??というもの。。

もう、なんでも、言ったもん勝ちですね。。

 

もっと気になったのもあるのですが、映像的に消されたりしてまして、、

 

これを観てどう思いますか?

 

そうです、、はっきり言って「いちゃもん」レベルのクレームなんです。

ただ広告だと許されない。。

クライアントも基本、お客様に商品を売りたいから広告をするわけで、、、わざわざクレームが来る作品を流したくないのです。

 

そうなると、どうなるか?

マッジで,緩い表現しかしなくなる。

ドラマも今そうですが、やはり番組よりも広告の方が厳しいです。

 

気付いている方もいらっしゃるかもしれませんが、今、日本の煙草のCMは喫煙シーンを使っては行けません。

もっと言うと、アメリカはアルコールの「飲みシーン」も使っては行けません。

日本も時間の問題だと思われます。

 

あの、、飲んで、「くーーーぅ!!」という表情がビールを飲みたくさせるのに、、あの表情が無いビールCMって、、、

 

こんなガンジガラメの状況の中、頑張っている広告代理店。

そして広告代理店が頑張ってくれないと、お金が入って来ない、テレビ局。

 

勝負どころです。。

 

・・・・・ちなみに、僕の一番研究しているYoutubeは、ほぼ表現が完全自由ですね。

(犯罪系以外は、、)

 

色んな意味で僕は、テレビ局・広告代理店は、本当に真剣にGoogle Youtubeと戦わなきゃ行けない時代だと言っておりますが、こういう「表現の自由」という観点でも、戦うときが来ております。

 

どうせ何も対策をしてないと思いますが、、このままだとテレビ・広告代理店の未来は真っ暗です。

Googleそして、Youtubeの一人勝ちは間違い無いと思います。

 

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Koi Miura
時間にもお金にも縛られず「自由」に生きる。そして「クリエイティブ」に生きる。リアルビジネス・インターネットビジネスの垣根を超えて、あらゆることを提案し、形にして行く。それがこれからの僕の使命。マーケティングスキル・個人ブランディングを極め、自己の成長はもちろん、たくさんの同志と共鳴し合い、成功者を量産させて行こうと思います。