Business Mind

サラリーマン時代に1番やりたかった仕事の話

 

この土日で一気に溜まってたバラエティ番組を観ました。

(さすがにタイムリーで観る気になれなかったのでちょっと時差が)

 

 

先週のアメトークは久しぶりにメチャクチャ面白かったー

 

テーマは

 

「バラエティ番組大好き芸人」

 

というもの。

 

 

個人的には凄く画期的な企画だと思った。

 

なぜならば、アメトークはご存知テレ朝なんだが、他局のバラエティ番組の話もガンガンしていたのに驚いたからだ。

 

しかもディスりじゃなくてT-UPだ。

 

普通は他局の番組を褒めるなんて有り得ない。

 

 

タブーだ。

 

 

他局のコンテンツである「めちゃイケ」や「とんねるずのみなさんのおかげでした」とか「笑っていいとも!」

さらには今最も話題のバラエティ番組「水曜日のダウンタウン」の話が普通に出てて

 

さすが、敏腕プロデューサー加地さんだなーと感嘆しました。

 

 

最後のナレーションに

 

「これからも、アメトークだけでなく、たくさんのバラエティ番組を楽しんでください」

 

的なメッセージは、今のネットTVとかYoutubeの競合を意識したようにも見えた。

 

 

ネットに客が取られているなら、各局が力を合わせた企画が見たい。

 

一度、マガジンとサンデーの売上が下がってた時に、天敵であるその2つの週刊誌が手を組んだ企画も最高だった。

 

 

こういうことを僕はサラリーマン時代に1番やりたかったんです。

 

 

発泡酒や第3のビール市場が伸びてビールの売り上げが下がってた時に悩んでたクライアントに

 

「ビール啓蒙企画」

 

というのを僕は思いついたんだけど、上司にブチ切れられて、プレゼンすらさせてもらえなかった経験がある。

 

「なんで、自分の担当しているクライアント以外の商品の売り上げに貢献するような企画をするんだ!アホかお前は!!」

 

みたいな。

 

 

僕が担当してたのはスーパードライ。

 

その売上UPだけの企画を考えろと。

 

確かにその僕の企画はスーパードライというより、発泡酒よりも第三のビールよりもやはり王道のビールがいいですよーだったりビール離れの若者を狙った企画でした。

 

つまりは、スーパードライとかプレモルとかいうブランド戦略じゃなく、ビールが嫌いな人にビールを手にしてもらいたい企画。

 

そして僕はもう1つ違う狙いもあって、ビール市場のシェア半分はスーパードライだから、単純にビール回帰したらスーパードライの売上が1番伸びるわけで、、

 

そりゃあ少しは一番搾りや黒ラベルに流れるかもだけど、そんなことよりもクライアントの課題である

 

「ビール啓蒙」が大事だと思った。

 

 

あの塾より俺の塾の方がいい。

あの教材はダメだから俺の。

 

みたいな、ちっちゃな戦略は大嫌いなんです。

 

叩き系ブログなんて論外。

 

 

それよりも昨日の深夜にFacebook投稿させてもらったこのようなアプローチが大好きだ。

【♯ 採用やめよう】6月1日 日経新聞広告より 久しぶりに「素敵だな〜」と思う新聞広告でしたー。 6月1日というタイミングも。 僕の周りもたくさん利用している「ランサーズ」の広...

 

 

Πの奪い合いじゃなく、全く違うところへのアプローチ。

 

 

きっと、あのアメトークを観た人の多くは

 

TBSの「水曜日のダウンタウン」をこれから観るでしょう。

 

そういう意味ではお客を少し取られたことにもなる。

 

 

だけど、アメトークからは逃げない。

 

逃げたとしても、小事だ。

 

それ以上にあの企画には意味がある。

 

TV離れが加速している中でやることに意義がある。

 

絶対に僕みたいなファンは、その懐の深さにより大好きになる。

 

 

僕が紹介したことでもともと僕の読者様だったのに、たくさんの人が加藤さんや泰輔・直哉・野崎・千種に流れた。

 

ある意味、お客を取られたことになる。

 

 

・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

 

 

それが何か?

 

 

単純にそのお客様にとっては僕よりも彼ら彼女らの方のサービスが気に入ったということ。

 

僕のサービスが弱いのが原因だ。

 

 

今回、アメトークファンだった人が水曜日のダウンタウンファンに変わって、仮にアメトークを観なくなったとしたら、アメトークはまたコンテンツを強化することを考える。

 

そして、また戻って来るのを待つ。

 

 

そういうガチンコ勝負が大好きです。

 

 

・・・ん? こんな話をしたかったんだっけ??

 

 

いかんいかんw

 

今日1番話したかったのはこれじゃなくて・・・

(どんだけ脱線してんだ?www)

 

 

やはりどんな素晴らしい大好きなコンテンツでも、毎回100点というのは無い訳です。

 

正直、大好きなアメトークもイマイチな時もある。

 

だけど、それはコンテンツ力の弱さというより僕が興味のないテーマだからであって、そのテーマに興味のある人にとっては最高だったりもする。

 

例えば、

 

・釣り芸人

・キャンプ芸人

・鉄道芸人

・バイク芸人

 

とか、個人的には全然刺さらなかったし

 

「ねぎ芸人」に関しては、ネギは好きだけど内容が完全にマニアすぎてお手上げだったw

 

 

でも、それでもいい。

 

いや、それがいい。

 

ビジネスのチャンスを広げる。

 

色んな側面を見せることが魅力だと僕は考える。

 

 

強さ・弱さ・カッコよさ・ダサさ……

 

 

そういうのを全部ふっくるめてアプローチすることが僕にとっては王道です。

 

 

きっと僕のメルマガが好きな人も

 

「あれ?今日はイマイチかも?」

 

という人ばかりだと思う。

 

(先週のキングダムはさすがに焦らされ過ぎて少し苛立ったことは原先生には内緒w)

 

 

だけど僕のメルマガは置いておいて

 

(正直自分でもイマイチな時もある)

 

 

敢えて100点を取らない戦略もあったりします。

 

次への伏線だったり、違うファン層の囲い込みの為のテストマーケだったり。

 

 

昨日の坂上忍と指原の「潰れないお店」で紹介された、31(サーティーワン)アイスクリーム特集でも言っていたが、

 

レギュラーラインナップの商品の中で「大納言あずき」というのがあるんだけど、これがマジで売れてないらしい。

 

だけど、一度レギュラーから外そうとしたらしいが、多くの「レアコファン」から大クレームが来たとのこと。

 

 

だから外さない。

 

 

売上の観点だけみたら外した方がいいらしいが、コアファンのことを絶対にないがしろにしない戦略には脱帽だ。

 

 

さっきも触れたけど

 

「今日のメルマガはイマイチだったなー」

 

と思っても、刺さる人もいたりする。

 

 

逆に

 

「今日のは最高の出来だ!」

 

と思っても、反応がイマイチの時は落ち込むw

 

 

そういうことを繰り返した時の僕が行き着いた結論。

 

 

「イチイチお客様の反応を気にしない」

 

 

ということ。

 

 

それよりも自分の信念や感性で動ける人を僕は心の底から尊敬する。

 

 

そりゃあ、調査や分析は大事だ。

 

 

だけど、毎回そればかり気にする人より

 

自由に好きなことを堂々と活動している人の方が、どうしても僕は魅力的に映ってしまうんです。

 

そして、今の時代はその方向で突っ走れる人間が最強の時代だ。

 

Twitterも同じかな・・・

 

毎回、バズることばかり考えた投稿をしている人には何にも心動かされない。

 

それよりも、野崎の教え子である少し暗い(失礼w)あべしおんちゃんの投稿の方が好きだ。

 

 

毎回100点を狙うことよりも、自分の気持ちに正直に活動する。

 

 

アメトークプロデューサー加地さんも、あの放送をする時にさすがに社内調整は必要だったでしょう。

 

他局から映像も借りなきゃいけないし。

 

 

だけど、それ以上に

 

 

「この企画は面白い!」

 

「アメトークだけでなくバラエティ番組全体に良い影響を及ぼす!」

 

 

と確信を持ってやったような気がします。

 

 

正直、そのステージに行くまでには時間がかかる。

 

 

先ずは競合からお客を奪うのがマーケティングの鉄則。

 

 

とはいえ、僕らのビジネスなんて市場は膨大。

 

最終的には、他者の足を引っ張るような企画だけでなく

 

自分の信じた企画、心からやりたい企画だけでビジネスをしていきたいと強く想ったこの土日でした。

 

 

 

では!

 

 

 

PS

 

もう1つ、先週のアメトークが面白かった理由として

 

芸人さんはやっぱり芸人・バラエティが好きなんだなーと想った。

 

いつもより、熱く語っていた。

 

 

最初から全力のトークだったので司会の宮迫も

 

「これ、終わる?w」

 

と言っていた。

 

 

パンサーの向井が

 

 

「僕は昔からバラエティ番組が大好きなんです。

 

 VHS時代から全部録画して何度も観てました。

 

 だから僕は今、最高の仕事ができて幸せです。

 

 でも・・・

 

 ガチのバラエティ番組に向井は入りませんw」

 

 

というコメントも会場は笑ってたけど、個人的にはグッと来た。

 

 

昔から大好きだった仕事が出来ている

 

だけど、自分の実力はまだまだだから、本当に面白い番組には自分はまだ必要ない。

 

 

そういうことを公の場で言える向井はカッコいいなーと。

 

 

いや~~

 

 

ほんと世の中素敵な奴が多い。

 

 

 

ABOUT ME
Koi Miura
時間にもお金にも縛られず「自由」に生きる。そして「クリエイティブ」に生きる。リアルビジネス・インターネットビジネスの垣根を超えて、あらゆることを提案し、形にして行く。それがこれからの僕の使命。マーケティングスキル・個人ブランディングを極め、自己の成長はもちろん、たくさんの同志と共鳴し合い、成功者を量産させて行こうと思います。