たまたまクルマで移動中に、テレビをつけたところ、27時間テレビのキングコング西野と森三中の大島の騒動に、なんか南海キャンディーズの山ちゃんも加わり、、ドタバタ騒動でしたね。
最終的には、千原ジュニアと今田耕司が優等生らしく「これでチャラやな。」「これでもう終わり」とまとめにかかる中、まっちゃんが一言「どうでもええねん。」
まさに、そう。どうでもいい。
だけど視聴者はこういうの溜まらないからいいですよね。
ちょっと気になったので調べたのですが、森三中の大島の旦那=鈴木おさむ。
全然知らなかったのですが、さすがにこんなに騒がれているので、ググってみました。
肩書きは、放送作家・脚本家・作詞家・パーソナリティ・タレント
うわ!出た!!俺の一番嫌いな肩書き。
凄そうでなんもやってない奴。秋元康系。
ま、ちょっと言い過ぎですが、今日は「その企画は誰のモノ??」に、ついて語らせて下さい。
広告代理店にいたので、CMをつくる流れで、、
クライアントA
「今度若者男性向きに、香水を開発しました。
男性ってやはり、香水=女性のもの。
男性がしてたらチャラいというイメージがある。
だから調査に調査を重ね、この度男性に受ける香水を開発しました。
商品に自信があります。
どんなテレビCMをつくろうか?悩んでいます。
タレントは使いたいのですが、男性にすべきか、女性にすべきか、、
そこから悩んでいます。」
広告代理店営業 三浦
「なるほど、、男性が好きそうな女性、例えば吉高由里子を採用し、『これをつけてね。』と言ったら、それなりに売れる思いますが、今回の御社の想いは、あくまでも香水をつけるのがチャラいと思っている男性の気持ちを動かしたいんですよね?だったら、やはり男性キャラを立てて、、、ま、ここからはクリエイティブと相談します。」
クライアント
「ありがとうございます。
その方向でプレゼン下さい。」
帰社後、クリエイティブと相談
クリエイティブ
「なるほど。それは三浦の言う通りだ。
男性キャラを立てよう。
今最も旬な三浦春馬に香水をつける男性の魅力を語らせるのはどうだ?」
営業
「三浦春馬すか、、彼って香水つけてもおかしくないキャラだから、あくまでも、こいつも香水つけるの?みたいな意外な人が語った方が面白いと思います。例えば、、ま、ドストライクはいないですが、小栗旬とかの方が男っぽくないっすか?」
クリエイティブ
「なるほど、、、了解。小栗旬で企画をつくるよ。」
広告代理店営業 上司
「三浦、、どうだ?例の香水の企画、、どうだ? ちゃんと報告しろよ。」
広告代理店営業 三浦
「あつ、報告遅くてすんません、、大丈夫です!」
広告代理店営業 上司
「おっ そうか! よろしく」
で、最終的には小栗旬で、男性に香水をつける魅力を語るCMがOAされ、大ヒットし、商品も馬鹿売れ。
ちょっと長くなりましたが、、、このやり取り、、一体、企画は誰のモノでしょうか? と言いますか、誰がこのヒット商品をつくった一番の貢献者でしょうか?
□そもそも、この仕事自体なかったら世に出ないから、やはりクライアントが一番の貢献者
□実際に広告を企画して撮影して、制作したクリエイティブ
□調整屋のように見えるが、タレントの選定等、企画のキモを作った営業三浦
□定期的にチェックした三浦の上司
どう思いますか?
敢えてこれ以上話しませんが、森三中大島の旦那、鈴木おさむ、秋本康はどのポジションなのでしょうか?
ズバリ、三浦の上司にあたります。
プロデューサーというほど、サブイ職業はないです。
スタッフがいないと何も出来ません。
1人では何もできない=プロデューサーです。
別に否定はしてないんです。
そういう仕事も必要だから、、、
僕が言いたいのは、秋元康とか鈴木おさむとか、、愚直に歌詞や企画をやっていた時代はありました。
きっと才能があるのでしょう。
ただある程度実績をあげて来ると、手を動かすことをヤメ、何人かに企画を発注し上がって来たものを、あーでもない、こーでもない、と言っていいとこ取りをして自分のものにする。
先ほどの例で言うと、営業三浦の貢献度はハンパないですよ。
だけど彼の名前がこの仕事で名前があがることはありません。
秋元康と鈴木おさむ、、、いや、その他のプロデューサーと言われる周りには才能に溢れている人材が眠ってます。
その人達もいつかは「自分が!」と思っているから何も言いませんが、、、全て貢献を名の知られた奴らに持ってかれます。
ゴーストライターみたいなものです。
クリエイティブ、モノを作るのは大変です。
特に「0」から「1」をつくるのは。
それを他人、まだ売れていない人に任せ、いいところを取って自分のモノに、、、最低ですよ。
電通、博報堂と言った大手広告代理店には優秀なクリエイティブがたくさんいます。
同時に「優秀だった。」という過去の人もたくさんいます。
その過去の化石みたいな存在に共通して言えるのは、ある瞬間から努力することを忘れ、プロデューサー的な立場に変わるのです。
例で言うと、
◯新人の頃、打ち合わせに臨む為にいつもコピー100本書いていた人間が、いつのまにか偉くなると同時に、ご意見番になり人のアイディアをまとめる立場になり、オリジナリティがなくなる。
◯実績を上げて来始めたら、もっとお金が欲しくなり独立するも、会社名に頼って行動していたため、失敗する人。クリエイティブの仕事を忘れ、金の亡者に成り下がり枯れて行く人は後をたちません。残念です。
◯急に、「クリエイター」などという肩書きを全面に出し、芸能活動に走り、変なクイズ番組に出始めるもの
凄く残念です。
クリエイティブというのはいつも、新しいモノを作り続ける人間です。
このインターネットビジネスにも同じような人、いますよね?
最初は、自分で考え、自分でサーバー契約し、自分でページつくって、自分で集客し、自分で売る。。
全てを自分でやっていたのに、その原点を忘れ、ちょこっと齧った知識を初心者を集め高額塾を売りつけ、生計を立てている。
そういう奴が五万といることを知って衝撃を受けた、と同時に
「どの業界も一緒だな」とも思いました。
秋元康、鈴木おさむ、、インターネットビジネスでは絶対成功しません。
プロデューサーはこの業界無理です。
かくいう自分も少しその方向に行ってたから、、今、軌道修正中。
自分で考え、自分で構想し、自分で作りあげ、、そしてそれを販売する。
対価を提供する代わりにお金を頂く。
それが芸術家も、ビジネスマンもクリエイティブの本質だと思います。
圧倒的な結果を出して、僕のこの持論が正解だったともっともっと認めさせます。
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