こんばんは。三浦です。
「一社一代理店制度」という言葉を知ってますか??
ま、ちょっとマニアックなのでご存知無いかと思いますが、、
これは1つの企業が1つの広告代理店にしか頼まない、というシステムです。
実は日本以外、全ての国がこれを採用しております。
どういうことか?
つまり、トヨタは全ての広告をA社。
そしてトヨタがA社だから、日産はB社に。
それが普通なんです。
だけど日本だけが違う。
アメリカの広告代理店でも僕少し働いていましたけど、基本「一社一代理店制度」なんで、そりゃあ必死です。
NIKEの広告をやっている代理店、、もし何かのミスでNIKEが潰れたらその広告代理店も潰れます。
広告代理店に就職したのか、NIKEに就職したのか分らないくらい、その企業にどっぷりはまる。。。
それが優秀な広告代理店なんですけど。
僕の先輩が最初の配属で「ユニチャームチーム」に配属され、その先輩は「ユニチャーム」をとことんまで知りたくて、パンパースを買って実験してみた。。とか。
日産チームに配属された同期は、本当はベンツやBMWに乗りたかったけど、日産車を買って、商品を実感してみた。
とか、広告代理店として担当している企業を知ることはとても重要です。
そのくらい、広告代理店は企業と密接なんです。
だから日本以外の国は、
「あのライバル企業があそこの広告代理店に頼んでいるから、俺らは別のところにしよう」
そうなるのが普通。
だけど、日本は違う。
「やっぱり、電通か博報堂に頼んだ方がいいんじゃない?」
これは凄いことです。
大半の一部上場企業は、電通と博報堂には頼んでます。
商品を選んで。
僕、これ、、本当に嫌でしたね。
なんか企業を心から愛せない。
なんか愛人みたいなノリです。
奥さん=妻じゃない
なんでこうなっているかというと、やはり電通の凄さなんです。
電通はなんでここまで大きくなったか?
それは「テレビの利権を掴んだ」からです。
電通はとにかく、「MEDIA」を抑えた。
テレビが誕生した段階で、電通の僕も尊敬している当時の「吉田社長」が今のビジネスモデルをつくったんです。
つまり電通に広告を頼むと、
「いいメディア」で広告を流せるんです。
だったら幾ら、他の代理店がいい企画を出しても、「いや、電通に頼もう」となる。
そのくらい電通はガリバーです。
僕が今、あらゆるところで「MEDIA」「MEDIA」と叫んでいるのはここが理由だったりします。
自分のメディアを持つことのこれからの利権はハンパ無い。
これからもっともっと広告は「個人のメディア」に移行して行きます。
シカゴ大のMBAの「MEDIA」という授業で普通に、「Personal affiliate」という言葉が連発してました。
個人のアフィリエイトですね。
これからもっともっと企業の広告費はこちらに流れて来ます。
今のうちから、皆さんのオリジナルの「MEDIA」を持つこと。
それが本当に重要です。
だから僕も寝ずに作ってます(笑)
一緒に頑張りましょう!