情報発信

多くの現役ラガーマンの発信が滑っている理由

先日も軽くご報告させてもらいましたがここ最近、

日本のラグビーTOPリーグ企業や選手とお話しさせてもらう機会が増えました。

 

最初はミーハー的にただただ嬉しかっただけなのですが

ここ最近は逆に相談を受けることもあり……

 

ちょっと違った視点で

 

「やりたいこと」

 

が、出てきてしまいました。

 

今日はそんな話を。

 

やはりというか、当然ですが日本ラグビーはまだまだこれからです。

 

サッカーや野球・バスケのプロリーグに比べて圧倒的に遅い。

 

そりゃあそうだ。

 

昨年のW杯の活躍があるまでは、マジで人気なんて一部の僕みたいなマニアしかいなかったですもん。

 

だけど、あの日本国中を沸かせた活躍で

 

「一時期」

 

は、国民のマインド意識を奪ったのは紛れもない事実。

 

ですがその「一時期」は完全に終わっていることをもっと知るべき。

 

あの流れに乗ってラガーマン全員が

 

・今こそチャンス

・前々回(2015年の五郎丸ブーム)の二の舞にはならん!

 

と、意気込んでたくさんの方がSNSの発信を始めました。

 

多分ですが、これに関していえばサッカーや野球・バスケに比べても

発信している選手たちの数は圧倒的に多いと思います。

 

ですが、ここ最近、ほぼ「全員」が壁にぶつかっている。

 

 

あんなにあの頃はちょっと発信しただけで

 

・いいね

・リツイート

・フォロワー

・チャネル登録者数 etc

 

何を呟いても、何を発信しても、何の動画を上げてもガンガン増えていったのに今はマジで伸び悩み。

 

なので、僕みたいな人間に相談が来るわけです。

 

僕もそれなりに色んな選手やチームのオフィシャルアカウントの発信を見ておりますが、、

 

「こりゃあいかん」

 

「マジでこの業界の発信者の方が進んでいる

 学んだ方がいいかも?」

 

もっといえば

 

「俺の『魅せ方セミナー』に出た方がいい!」

 

とまで、思った次第です。

 

やはり、戦略なく発信してもやっていけるのは

 

「知名度」がある人のみ。

 

ラグビー業界で言えば、

 

・笑わない男:稲垣(元AKBメンバーと交際中w)

 

・キャプテン:リーチマイケル

 

・圧倒的な韋駄天男:福岡(王様のブランチ出演の女性と交際中w)

 

・ジャッカル:姫野

 

・すぐに泣く男:田中

 

正直、もっと厳密に言うと最初の2人の稲垣・リーチくらいのような気がします。

 

 

そのくらい厳しいと思った方がいい。

 

W杯に出てなくて、テレビにも出てない、だけど僕からしてみたら

 

「すんげえ選手!」

 

と、思っている選手もSNSの世界では稲垣・リーチと同じようにやっちゃいかん。

 

だけど、皆んな

 

「俺のこと知ってるでしょ」

 

前提での発信がマジで滑っている元凶だと思います。

 

個人のビジネスの世界でも発信者の前提条件として

 

・基本、自分なんて誰も知らない

 

・普通に発信しても誰からもどスルーされる

 

・大事なのは「何のプロか?」を明確に提示すること

 

なんつうのは、皆んな基本中の基本だと分かっている。

 

多分、そこから教えないと厳しい。

 

なんとなく

 

「面白いこと」

 

を、動画に上げている選手が多すぎてマジでビビります。

 

「おいおい、、サブイって。。」

 

みたいな。

 

多分ですが、ちょっとだけヒカキンやはじめしゃちょーの動画を見て勝手に

 

「YouTubeというのはこういうもの」

 

と、決めつけたり、

 

Twitterのフォロワーの多い人の真似して同じように見様見真似で発信しているんだと思います。

 

僕が思う、知名度で戦えないから変な発信をして滑っている選手の多くが、

 

・ラグビーが大好きだ

 

・ラグビーを一生懸命頑張っている

 

・次回のW杯は絶対に代表になりたい

 

・この素敵なラグビーをもっと皆んなに知ってもらいたい

 

・トップリーグの他のチームに比べてもウチのチームはこうだ

 

・コロナが来てラグビー界はこう思っている

 

・たくさんのファンがいるから頑張れる

 

・もっともっと皆んなと「ラグビー」で繋がりたい

 

という、ラガーマンとしてすべき当たり前の発信がゴソッと抜けているんです。

 

折角、皆んなが喉から手が出るほど欲しい

 

「何のプロ」があるにも関わらず……

 

それもなくしていきなり、オチャラケな動画を上げているから

 

「誰だお前?」

 

「ていうか、真面目にラグビーやれよ」

 

「だからお前は中途半端な選手なんだよ」

 

というツッコミが来るのです。

 

ある意味、僕らの近しい例で言うと

 

「集客コンサルタント」

 

と謳っていながら、全然「集客」の話をせず

クオリティの低いNEWS分析的などうでもいい内容を動画に上げているのと一緒です。

 

当たり前のことのようですが、これが人気ブームによる弊害のような気がします。

 

冒頭でもお伝えしましたが、あの時はプロのラガーマンだったら何を発信しても許されました。

 

だけど、そんな時代はもうとっくに終わっております。

 

だからこそ、キチッと戦略を立てなきゃいけない。

 

この最初の戦略を決めるときの「感覚」ほど当てにならないものはありません。

 

今一度、

 

「誰に」「何を」伝えるべきなのか?

 

マジで、機会があったら選手たち全員に講義したい気分です。

 

見てる方が辛くなってきたので、、

 

幾らたくさんの試合がJSPORTSさんで流れているとは言え

月額課金を払ってまでラグビーの試合を観る人は極小です。

 

(実際に動画を上げ続けて感じたこと)

 

(同じ大学の同期でも入っているのは数名)

 

地上波での露出=知名度 というのはまだ構造上変わりません。

 

だからこそ地上波しか見れない人たちにとっての、無料で見れる選手たちの

 

「SNS発信」がとてもとても大事になってくるのです。

 

そこでのファン化が、これからのラグビー人気の肝の肝になると思います。

 

微力ながら僕も頑張るので

一緒に攻略できたらと思います。

 

ではでは