先日あるところにプレゼンに行った時の話。
その会社はある大きな会社のグループ子会社。
人脈を使いまくって、いきなりの社長プレゼンに持ち込む。
1時間もらったが、、、、プレゼン時間は結果、20分だけとなってしまった。。
どういうことか?
最初の挨拶〜雑談が40分という事実。
・・・マジか。。。
まあ、プレゼンの最初の入りは凄く大事。
僕もいつも大事にするけど、この日はおかしい流れだった。
「あーーあいつ、今、インドネシアにいるんだ…」
「彼も知っているの? 彼は同期で1番の出世頭だよ。。。」
「あいつは、ゴマスリだけで出世した。」
「へ〜あいつとは良く飲みに行ったな…」
・・・もう聞いてて苦しくて……
共通の知人の話題ばかり…
僕はその子会社よりも、親会社の方が付き合いが深い。
つまり、親会社にもともといたその社長の知り合いがとても多いということ。
本社からグループ子会社へ出向。
幾ら「社長」という肩書きとは言え、本社の役員クラスの役職の方が地位は高い。
多分、本社の本部長・執行役員の方が、幾ら「社長」とは言え、子会社、、、トータル的には負けると思われる…
だからこそなのか、凄く懐かしそうな顔をしてひたすら昔の話をし続けていた。
久しぶりに見た…
「過去に生きている人間」を。
もったいない。
「今」を生きてない。
今の会社でもやるべきことは多い。
逆に僕が彼ならば、前のポジションよりも今の社長の方が凄くやりがいを感じると思う。
今日は以前話したかどうか、話したような気もするけど僕にとって凄く大事な話をしたいと思います。
「過去の栄光にしがみつかない。」
「今を生きる。」
そんな話です。
それでは参りましょう。
▼ NEXT ONE
あの有名なチャップリンの名言。
「NEXT ONE」
僕の大好きな言葉です。
あるとき、記者に取材された時のチャップリンの返し。
記者:
「今までの作品の中で1番の自信作を教えてください。」
チャップリン:
「NEXT ONE = 次の作品だ。」
つまり次の作品こそが自分の最高の作品だということ。
まだまだ自分は進化系。
過去の作品なんかじゃない、次だ。
そんなチャップリンの名言を本当に大好きな人が多い。
僕はとにかく昔の友人と昔話をするのが嫌いです。
大学の友達と飲みに行かなくなったこともそれが原因です。
「あんときの三浦、最高だったね!」
「まさか、裸で飛び込むとは!」
「万引きしたよね?」
「牛丼屋事件、、」
・・・・もう何度したことだろうか?
実はこの辺のエピソードは今の僕の周りにはよくする。
なぜならば、彼らに取ったら「知らない僕の過去」だから。
昔の三浦はこんなアホだった、、そんな話で笑いを取る。
だけど、学生時代の友達とは会っても、いっつも同じ話。
「過去の話」
そりゃあそうだ。今の共通点無いもん。
会社も違う、やっていることも違う…
集まればひたすら昔話。
・・・またかよ… 辟易した記憶がある。
僕はこのテーマで、今のビジネスパートナーの佐藤さんと喧嘩したことがある。
喧嘩…というよりも僕が一方的に怒ったのかな? (笑)
いつも年下の僕の偉そうな発言に大人の対応をありがとうね、佐藤さん。。。
僕が会社を独立になって、暫くは誰とも会いたく無かったけど、新規ビジネスや夢ノートの話を彼に持ちかけることで、佐藤さんとはすぐに、また昔のような関係に戻った。
彼はその時はまだサラリーマン。
幾ら一緒のビジネスをしているとは言え、立場が全然違う。
だからこそなのか共通して、飲みに行くと昔の話ばかり。
「三浦、2人でよく頑張ったよな〜」
「あの時はいつも朝まで付き合ってくれてありがとう。」
「本当に三浦を裏切った奴はを、俺は死んでも許さない。」
・・・・もういいよ…
関係無い。昔のことは。
「佐藤さん、マジで止めてくれない? もう昔のこととかどうでもいいんだけど? 今さらまた、あのムカつく時代を思い出さすの勘弁してよ、マジで。」
佐藤さんは、一言…
「・・・ごめん。。」
その後気まずい空気が流れるも、別に2人の関係が変わることは無いけど。
だけど、今の佐藤さんとの会話は本当に違う。
「三浦! 日曜日のセミナー楽しみだな! でも、どうしようネットビジネスの話ばかりだったら…」
「アサヒビールに怒られたよ…月曜日謝罪して来る…とほほほ」
「早くまた富松と飲みたいからセッティングして!」
・・・博報堂時代の「は」の字も出ない。
僕らは今を生きている。
そりゃあ、大企業のメリットは大きい。
いつも本心ではマジでサラリーマンは無い!とか言っているけど、どこかで、
「電通とかに入って博報堂を負かしたいな〜」
とか
「商社とか入って海外ビジネスやりまくりたいな〜」
とか
「やはり大企業の肩書きは魅力だったな〜」
そんな気持ちが全く無いというのは嘘だ。
やはり少しはある。
だけど僕は「今」を生きる。
今与えられている環境や仲間と生きていることが誇りだ。
もう1つだけこれに近いエピソードを。
僕は中学からラグビーをやっているけど、確か同期20名。
高校に続けた人が、8名。
そして新しい仲間が12名で20名。
その中で大学で続けたのが8名。
そして新しい仲間が12名で20名。
不思議なことに規模が変わらず「8名」という仲間の中味が変わる事実。
面白い。
最後の8名中、5名が中学からずーーっと一緒。
それもどうやら希有な代らしいが。
その5名はやはり素晴らしい関係なんです…
・・・・という話しはありがちな話。
そんなのはどうでもいい。
それよりも僕が1番悲しいのが、止めて行った12名の話なんです。
やはりラグビーはスポーツの中でもTOPクラスに厳しい。
だから好きでも続けられない人が多い。
厳しいというだけでなく、自分の能力の限界を感じて辞めて行く人もいる。
何か別にやりがいを求めて辞めて行くならばいいが、学生だしそんなにやりたいことを見付けられる分けが無い。
だから辞めて行った奴らで「つるむ。」
定期的に会っては中学だけでラグビーを辞めた奴らは中学の話。
高校で辞めて行った奴らも集まっては高校の話。
ずーーーっと過去に生きている。
そしてその過去が彼らに取って「栄光」だったりする。
・・・・
その彼らが、
「来週、試合行く? どうやら三浦出るらしいよ〜 からかいに行こうぜ!」
なんて言うも、僕が秩父宮ラグビー場で、倒れ、血を流し、ミスをして、僕的には本当にマジでダサイプレイをしていると思っても、彼らにとっては眩しく映る。
・・・なんで、俺は続けなかったのだろうか…
・・・なんで、諦めちゃったのか…
別にラグビーが素晴らしいという話ではないです。
だって現に、生まれ変わったら僕、サッカーするし、絶対 笑
「何かをやりきる素晴らしさを。」
これを伝えたいです。
結局僕は10年もラグビーをやりました。
足の複雑骨折(それ以降、和式のトイレで大はできない 笑)
鼻の骨折(それ以降よく、くしゃみが出る 笑)
耳に血が溜まる(右耳は耳たぶが固過ぎます! 笑) …etc
色々体に弊害はあるけど、やはりやり抜いた!という自信が今の僕にある。
だから、前を向ける。
だって、やり残したこと無いもん。ラグビーに関しては。
博報堂時代の仕事も最近思う。
やりきった。
神様はあのタイミングで、
「三浦〜 お前にはやるべきことが他にあるよ〜」
と示唆してくれたと思うようにしてる。
過去に生きるのはダメだ。
「NEXT ONE」
次のチャレンジこそが最高のステージだと思う。