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やっぱ、映像の力は凄い…

やっぱ、映像の力は凄い…

 

昨日、夜中、仲間内で盛り上がったネタを。

先ずはこの動画(CM)をご覧下さい。

広告代理店にいたとは思えない、自分のアンテナの低さに驚くと同時に焦りを感じました。

この作品は、2013年のカンヌ広告賞を受賞、その他各広告賞を総ナメした作品です。

 

・・・それを2015年の2月で知るとは、、ヤバいな。。。俺。。。

たまたまFacebookをチェックしてたら偶然見付けて、一気に映像の虜になりました。

3分という長尺だから出来るかもしれない作品ですが、なんと言っても企画が素晴らしい。

 

あらすじをざっくり説明すると、

■ 似顔絵師として警察に協力する男が主役。各証言をもとに似顔絵を描いて行きます。

■ 色んな人の似顔絵を描くのですが、自分で自分の顔の特徴を説明する画と、「人からの証言」をベースに描く似顔絵。。その対比。

■ あまりにもその2枚の画が違い過ぎる。

■ 最後のタグライン

「気付いてください。あなたは、自分が思うよりも、ずっと美しい。」

 

※ タグラインとキャッチコピーはまあ、ニアリーイコールですが、僕自身もそんなに理解している分けでは無いですが、

キャッチコピー = セールスの後押し的なニュアンスが強く

タグライン = ブランドメッセージ的なニュアンスが強い、、くらいで覚えておいて下さい。

 

とにかく、3分の内、2分45秒くらい使って世界観を伝え、最後の「One Message」で一気に回収 

 

「そういうことかーー」

「1番言いたいことはそれねーー」みたいな。

 

ちなみに、僕も携わったプロジェクトでこんなタグラインCMを作った経験があります。

 

■ 男がクルマに戻ったら、女性はいなかった。。
クルマの窓ガラスに、口紅で書かれた「Good-Bye」という言葉だけを残して…

■ 彼女は男性に別れを告げて、その場から去って行き、、そして男性は追いかける。

■ 当時流行っていた、エルビスコステロの「She」という曲をアレンジし、場は一気に盛り上がって行く…

■ 追っかけて来た男性に心を動かす女性、、遂に感動は頂点に達して、女性が叫ぶ!!

「ラウーーール!!!」(追いかけて来てくれてありがとう!)

そこで男性の一言

「ふけや! おら!!」

そしてタグライン

「大切にしたくなる。」 = 「Nothing Comes 1st」

 

当時、ヴィッツ、マーチ、フィットと言った小型車が人気で、イストは差別化を図るべく、小型車だけど利便性だけじゃない。

クルマを大切にするユーザーの気持ちを代弁するような広告戦略を打ちました。

これは結果、シリーズで海外の賞:シルバーでを受賞した記憶があります。

 

だけど、やはりこういう引っ張って引っ張って落とすCMは、1分は最低でも欲しいところです。

今の15秒主体の業界では辛いかな…と。

 

当時も、折角60秒の大作が出来たのでどんどん流して欲しかったですが、やはりこの縮小版の15秒が主体で、、

そうなると良さは半減、、、いや、1/10くらいになってしまいますね。

 

それはそうと、本当に最初のCM=ダヴは素晴らしい。

これ、聞いたところ、アメリカでもテレビじゃなく、Youtube主体で展開したそうですが、OA後、一気に売上げが上がったそうです。

 

うんうん。

商品特性よりも、インサイトを突っつく、、お客様になんとなく勇気を与えるCMはやはり素晴らしい。

 

最後のタグラインに行くまでのこのメッセージも好きですね。

 

「いつも自分の短所ばかりを気にして、良くしようとしてきたけど、、」

「もっと自分の長所を認めて上げるべきですね。」

 

うん! 最高!!

 

僕も今、色んな人を指導させて頂いておりますが、皆、自信無さ過ぎなんですよねーー

ただ、僕は人の長所を引き出して上げる天才(自称 笑)なので、ガンガン引き出して行きますが、もっと皆さんも自信を持ちましょう。

 

今日はかなりマニアックな記事ですが、たまにはこんな感じで。。

 

ではでは

 

PS

 

最後におまけで、、、

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ちなみに、
このリアルビューティー映像が大ヒットして
同じコンセプトで日本チームが作成した
映像がコレです…、、、、、、、、

見比べてみてくださいな・・・

=======

 

・・・おいおい、、てな感じですよね??

空気感、世界観、映像に対しての拘りがここまで違うと、同じ商品・コンセプトの映像とは思えなく無いですか??

同じようなテーマを発信している人でも、人によって全然違う発信になることも多々あると思います。

 

伝える技術=想い を如何に形に出来るか?

僕ももっともっと、追求して行きます。

 

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Koi Miura
時間にもお金にも縛られず「自由」に生きる。そして「クリエイティブ」に生きる。リアルビジネス・インターネットビジネスの垣根を超えて、あらゆることを提案し、形にして行く。それがこれからの僕の使命。マーケティングスキル・個人ブランディングを極め、自己の成長はもちろん、たくさんの同志と共鳴し合い、成功者を量産させて行こうと思います。