圧倒的な勝利…
ラグビー全国大学選手権、、
優勝チーム = 帝京大学。
これで、6連覇…
一体、何処まで続くのか…
ラグビーが最も人気があった時代、スクールウォーズのモデルと言われている、同志社大学の平尾・大八木・林、、
彼らの3連覇の偉業は誰も超えられないだろう、、、
そう言われていたのもとうの昔。。
6連覇…凄い。
「外人を留学生にしているのはずるい!」
「推薦枠が他の学校に比べて緩い!」
「パワープレイばかりで、ラグビーの醍醐味の華やかさが無い!」
早速色んな声がネットでは上がっている。
本当にしょうもねえなーーと思う。
どの業界も・ビジネスも、なんでこういう否定的な意見しか言わない人ばかりなんですかね~?
いつも思う。
「性格が歪んでいるな~~」って。
最後の帝京大キャプテンのスピーチを聞いてからの投稿だろうか?
だとしたら、本当に見苦しい。
帝京大からしてみたら、ここまで来たら、
「優勝が当たり前」
そんな感じで1年を過ごさなきゃ行けない。
来年のキャプテンもプレッシャーでしょう。
王者、帝京に立ち向かう他の学校の挑戦は既に始まっています。
ぜひ、母校:慶應大学も頑張ってもらいたいところです。
「栄光」は永遠には続かない。
1月1日に発信した、妖怪ウォッチ VS ポケモン の話然り、、
戦後の日本経済を支えた、SONYの墜落とサムソンの台頭…
今、実績を出している人が急にいなくなったり…
日本エレキテル連合の今年は??? 笑
僕自身、色々なビジネスをやって行く上で重要な視点の一つに、
「ちょっと先に行く位がちょうどいい」というのがあります。
「ちょっと」ですね。
新し過ぎると、時代は着いて来なくてすべる。
普通過ぎると、いつ終わりが来るかの不安に苛まれる。
そういうのを意識して、今年新しいチャレンジの一つに、
「自分のコミュニティ形成」なるものを掲げている。
色んな意味で、業界・競合を分析しながら、
「ほんの少しだけ新しい感覚を取り入れること」
トヨタのレクサスの日本導入のタイミングが僕をいつも唸らせる。
「えっ!? 早く無い??? せめて後5年後くらいじゃないの??」
最初は戸惑いもありながらも、今となってはブランディング・マーケティングの成功事例として、色んな大学のMBA授業のテーマに。
突拍子も無いことじゃなくて、お客様の「想定内なんだけど、なんか新しい感覚」
これが本当に重要だと思います。
なぜ、急にそんなこと思ったのか?
話は最初に戻りますが、今日の帝京大学ラグビー部の戦略を見て思ったことです。
ラグビーは今の時代、僕がやっていた時よりも、やはり「体格」「筋力」の重要度が年々増しております。
それを悲しがる昔のファンは多い。
「小さいものが大きいものを倒す!」
この美学は、やはり分りやすく皆に受けますから。
それに拘り過ぎて、どんどん失墜して行く日本柔道。
「柔能く剛を制す」に拘り過ぎた。
「美学」は重要ですが、やはり冷静に分析しなきゃだと思います。
今の大学ラグビー部はとにかく、「ウエイトトレーニング施設の充実度」が重要です。
そこには、専門のトレーナーを付ける。
早稲田、慶應、明治がラグビーを騒がせたとき、帝京は勝てなかった。。
良い選手がいたのに、伝統校の「戦略」に勝てなかった。
だから、帝京はラグビー部業界を分析し、
「ウエイトトレーニング」に何処よりも早く真剣に取り組んだ。
それが6連覇を支えている。
他の学校は今、それを真似している状態。
そして、帝京大の凄い所は、他の学校が真似しているのを知った上でさらに、
「ちょっと」だけ新しい戦略を、取り入れていると感じました。
それは、
「ラグビーは15人でやるもんじゃなくて、23人でやるスポーツに変わった」
ということですね。
どういうことか?
ラグビーはご存知のように、15人のスポーツです。
そして、激しいスポーツだから、怪我人対策でリザーブと言われる人も8人選抜されます。
つまり、「補欠」っすね。
1~15番の背番号がレギュラー。
16~23番の背番号が補欠。
それ以外はジャージを貰えない。。。
今まで、1~15と16~23に差があると僕は思ってました。
「悔しい、、次は絶対レギュラーだ!」って。
だけど、帝京は最初から23人、全員がレギュラーの戦略を立てている。
試合の最後の方に、16~23番の背番号の人が暴れまくってました。
怪我人が出る前に、戦略的な交代をうまくやっていた。
15人優秀な人間を育てるのじゃなくて、23人優秀な人間を育てる時代へ。
こういった分析・視点は必ずビジネスに役に立つものだと思います。
一日、ぼーーーっとテレビを見てたらあっけなく1年も終わってしまう。
「自分の目に映るすべての景色から学ぶ意識を。」
大好きなラグビー観戦でも、ビジネスになんか転換出来ないかな~~と考えている自分。。。
昔のサラリーマン時代から1番変わった事です。