昨日、BEC on-line School受講者向けに
「新しいものが広がるには時間がかかる」
的なメッセージを送りたくメルマガを書いてた時に、ふとiPhoneの事例を思い出して調べておりました。
今となっては携帯の定番中の定番であるiPhoneですらも、市場で認知されるのに時間がかかったこと。
世の中の大半の人たちは保守的な生き物だから
企画者・仕掛ける側は
「ちょっと早いかも?」
くらいが丁度いい。
誰もが一度は飲んだことがある
「ポカリスエット」
今では
「スポーツにはポカリスエット」
「脱水症状にはポカリスエット」
「風邪を引いたらポカリスエット」
というイメージが確立されておりますが
1980年に登場した当初は、
「なんだこれ?」
と、お客様からして見たらジュースでもお茶でもない変な飲み物として受けは異常に悪かった。
だけどそこはさすがのオーナー企業=大塚製薬。
最初の売上げが滑りまくっても、信念を貫き通して今があります。
僕の活動の1つの集大成である
「BEC on-line School」
自分としては過去のサラリーマンの経験を生かし
「会う」指導に拘るも、今の時代にアジャストすべく
「on-line」に拘り開発しました。
色んな方から
「売れないよ」
「誰も買わないよ」
「もっと分かり易い稼げる系じゃないと」
「三浦さん、、
さすがに難しくないですか?」
と言われまくりましたが、そこは信念を貫き通して販売し続けた結果、300人以上の方に手にとって頂けました。
この市場でも2年くらいで8,000万円くらいを動かしたことに
それなりにインパクトを与えたと思っていいでしょう。
なぜ急にこんな話を昨日したかと言いますと
大きくは2つの視点からです。
1つ目:
売る側が諦めるのが早すぎる。
2つ目:
購入する方もいつも無難なものばかり購入する。
ということを最近また強く思ったからです。
販売者サイドはもっともっと自分たちの商品・サービスの魅力解説を。
じゃないと、新しいものになればなるほどお客様は理解できないも
購入者サイドに関してはいつも同じような価値観で、同じようなものを購入するから成長がない。
ちなみに、先日また娘と書店に行ったのですが、オススメコーナーの本はすべて読破しており、
「どうしよう・・・
読むものねえーーー
ん? 赤川次郎??」
大学時代にバカみたいに読んだ赤川次郎のミステリー小説。
三毛猫ホームズシリーズが有名ですが、いつのまにか一切読まなくなり、、
その時に読んでた杉原爽香シリーズがなんと35作目!?
1作目は主人公が15歳だったのに、今じゃ45歳になっていることを知り・・・
「どんだけ続いてるんだ?」
「どんだけ事件に巻き込まれる女なんだ?」
と笑けて来てつい買ってしまいました。
すぐに読み始めたところ、、
「なるほどねー赤川次郎さんの作品を
読まなくなった理由が分かった」
別に赤川次郎さんの作品を否定している訳じゃなく、彼の作品のターゲットと今の僕の嗜好が変わったことを知る。
それも新しい発見であり
より僕が大事にしている
「KOTOBA」
に付いてさらなるノウハウが見えました。
これも通常の購買行動じゃ芽生えなかったことです。
池井戸さんや東野さんの作品は今の僕にフィットしているが、段々気付きが想定内になってきてたところ赤川次郎さんの作品に触
いつもと違う価値観で購入したことで新しい世界が見えた。
たったの620円でこの発見はラッキーです。
話を戻して、、
BEC on-line Schoolを発売させて頂いた時は
・コミュニティ、サロン
・塾系コンサル
・仮想通貨
がメインの市場でしたがどうしても自分の想いが
「on-lineSchool」
に対して強くて拘りました。
正直、単発のアフィリエイトや自分のコミュニティ売りよりは、最初の手応えがなかったのは事実です。
だけどそこは
「絶対に間違っていない」
という謎の信念のもと続けて今があります。
昨日も購入者メルマガに書きましたが
企画屋・仕掛ける側はいつもこんなジレンマに陥ります。
ーーーーー
■ 世の中、今はこういう企画が求められている! やるべ!!
■ 分かっているけど……やれば稼げるけどやりたくない……
■ どうせ分かってくれねえんだろうな~2年後位に流行る企画だな~
■ なんで、あんな企画が世の中受けてるんだろう??
■ うわ!! そう来たか!!!思い付かなかった!! やられた!!!
・・・etc……
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世の中が求めていることと、自分がやりたいことが一致していればいい。
だけど、なかなかそんな都合よくはいかない。
正直、独立してから暫くは
■ 世の中が求めていること > ■ 自分がやりたいこと
優先でビジネスをして来ました。
だけどそれだけだとビジネスは長くは続かないと思います。
時には「べき論」を超えて、やりたい!と思えることに夢中になる時期があってもいいと思う。
それで失敗してもなんか気持ちいw
次は絶対に成功してやる!!と奮起できたりするもんです。
今の活動になんか停滞を感じている方へ、特に今日のメルマガをお届けしたいと思います。
では!
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折角調べたんで最後にiPhoneの歴史をまとめておきます。
iPhoneですらもここまで来るのに、すんげえ時間がかかったことをご理解頂けたら、、
販売者・仕掛ける側は勇気をもらえるのではないでしょうか?
ご参考までに。
歴史をより詳しく知るうえで、イノベーター理論を先に記しておきます。
イノベーター理論とはエベレット・M・ロジャース教授(Ever
ーーーーー
1. イノベーター(Innovators:革新者):
冒険心にあふれ、新しいものを進んで採用する人。
市場全体の2.5%。
2. アーリーアダプター(Early Adopters:初期採用層):
流行に敏感で、情報収集を自ら行い、判断する人。他の消費層への
市場全体の13.5%。
3. アーリーマジョリティ(Early Majority:前期追随層):
比較的慎重派な人。平均より早くに新しいものを取り入れる。ブリ
市場全体の34.0%。
4. レイトマジョリティ(Late Majority:後期追随層):
比較的懐疑的な人。周囲の大多数が試している場面を見てから同じ
市場全体の34.0%。
5. ラガード(Laggards:遅滞層):
最も保守的な人。流行や世の中の動きに関心が薄い。イノベーショ
市場全体の16.0%。
ーーーーーー
■ 初代iPhoneの発売は2007年。
この時点ではアメリカ国内向けの機種であった為、使っていたのはイノベーターのみ。
■2008年iPhone3Gが日本を含む世界で発売。
すんげえ話題になったとはいえ、この時点でもアーリーアダプタを中心に、
少しだけアーリーマジョリティ層も動く。
■2010年iPhone4発売
日本ではiPhone以外の機種も含めたスマホも大量に発売され
■2011年iPhone4s、2012年iPhone5、20
この辺から遂にレイトマジョリティが動きだす。
当然彼らの心理は、、
「みんなが使っているから自分も使いたい」
「みんな使っているんだから、自分が使っても大丈夫だろう」
ですです 笑
大きな流れはこうですが当然、ラガードの人たちは未だにガラケー。多分、死ぬまでガラケーw
ちなみに偉そうに今日のメルマガを書いた僕は
2011年にガラケーからiPhoneに変えてました。。。
「レイトマジョリティ!!!」
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比較的懐疑的な人。周囲の大多数が試している場面を見てから同じ
市場全体の34.0%。
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・・・フォロワー三浦でした……恥かしw
ではではw
PS
久しぶりのマーケティングっぽいメルマガでしたが、
みんな、
・マーケティング
とか、
・ブランディング
とか、
・キャラクター設定
って、使ってる人多いですが結構間違っている方が多いので、無理して使う必要ないと思います。
他にも代替できるワードは多いですから。
そういう普遍的なワードをドヤ顔して、間違って使うほどダサいものはないので気を付けましょう。
それでは今日もまだまだ行きますぜい!