ほんと色々考えるなー
企業の努力って凄い。
記事の内容を簡単にご説明させて頂くと
「ただ、ジョッキを大きくしただけで収益増」
これはさすがに盲点。。。
アルコールの嗜好が多様化されている今の時代、ビール離れは進む一方だ。
若者なんて
「とりあえず生」
なんつう文化を知らない人も多いでしょう。
高齢化・少子化が進む一方、昔ながらのビジネスモデルは、あらゆるジャンルで通用しなくなって来ている。
僕自身、
・自動車
・ビール
というかなり今じゃ厳しい市場をどっぷり仕事してたから、その状況は悲しくもあるが……
とはいえ、
「斜陽産業だから新規ビジネス」
と、簡単にはいかないものだ。
まだまだ今のビジネスモデルでやれることはある!という企業努力は尊敬に値する。
マスクの色を黒に変えただけ、
綿棒を拗らせただけ、
こういう灯台下暗し的な施策やコロンブスの卵的な施策で成功する事例は大好きだ。
![](https://koi-comm.jp/blog/wp-content/uploads/2019/08/017.jpg)
ただいつだってそういうブレイクスルーのキッカケは
「お客様の声」に真摯に傾ける姿勢から生まれる。
結局、答えは「お客様の声」にしかない。
今回のアサヒビールのジョッキを大きくした施策も
「お客様の声」から生まれている。
・やはり仕事終わりの一杯目はビールがいい
・とはいえ、1杯で十分。2杯目もビールだとお腹が一杯になる
・2杯目以降は食事に合わせて、ハイボールやウーロンハイに変える
こういう声を拾い上げ
・だったらビールは1杯で完結してもらうべく増量
・ビールはちょびちょび飲むより「ガツッ」と飲むほうがいい(特に夏場は)
・オペレーションも楽
・結果、客単価を上げられた
という現象が起きているようだ。
うーーーん、、なんかいいっすね!
僕も時々、、ていうかしょっちゅう読者様との乖離を感じる。
気づいたら勝手に自分で
「読者様・お客様はこうだ」
と決めつけていることがある。
特に
「稼ぐ重視なのか」「スタイル重視なのか」に関してはいっつも悩む。
市場の変化と共にお客様のニーズも変わる、、
頭では分かっているがなかなか100%の対応はできないものです。
だから大事なのは、定期的にフラットな気持ちになりお客様の声に耳を傾けること。
というFor the Clientの精神も大事だが、最近はまた違うことも思っている。
なんかみんな
「ロジカルシンキング」に拘り過ぎのような・・・
経営コンサル的なビジネスやMBAが流行ったことでなんつうか「遊び心」がビジネスの中で年々減っているような気がする。
少し難しくなるので、この日刊メルマガでは深くは触れませんが
昔からビジネスにおいては
・ロジカルシンキング
と、
・ラテラルシンキング
のバランスが重要だと言われておりますがここ数10年は、ロジカルシンキングばかりにヒューチャーされ過ぎたように思う。
だから、GAFAみたいなサービスは全部アメリカだ。
![](https://koi-comm.jp/blog/wp-content/uploads/2019/08/018.jpg)
日本の技術でも十分可能だったのに……
そこは僕が考えるロジカルシンキングの弊害だとも受け取れる。
もっともっと「ラテラルシンキング」の視点が重要な時代なような気がします。
ラテラルシンキングのことを書き出すとまた長くなるので簡潔にまとめると
「枠を取り外す」
「リセットして考える」
ということです。
水平思考とも呼ばれる思考法で、
「なんかもっと違う切り口はないか?」
と、現状を否定して他の方向を模索すること。
既存のルールに乗っかって深く掘り下げるロジカルシンキングは結局、規模やパワーに負ける。
「発想の転換」をしない限り個人事業主は生き残れない。
![](https://koi-comm.jp/blog/wp-content/uploads/2019/08/019.jpg)
僕の5WHYワークショップに出た人は、第2部の問題集を思い出してください。
あーいう思考法はやはりとても重要です。
よくラテラルシンキング法の話の時に出るネタとして、、
■ りんご4つを3人に均等に分けたい。どうすればいい?
とかいう問題は例に挙がる。
あなたならどうしますか?
多分多くの人は、まず3人にりんご1個づつ渡す。
残りの1個を3等分に切って振り分ける。
と答えますが、正確に3等分に切るのは難しい。。
ここにちょっと捻りを加えると
「ミキサーでジュースにしちゃって
ちゃんと正確にコップで分ける」
というやり方の方がしっかりと均等に分けられたりします。
また、有名なエピソードとして
スペースシャトルの無重力空間でもしっかりと書けるような、ボールペンをアメリカが一生懸命開発しているあいだ、
ロシアの宇宙飛行士は、普通に鉛筆を使っていた、、というジョークもあったりします。
こういう思考の練習は特に広告代理店のクリエイターは、日々習慣のように行なっていたりします。
彼らは何よりも
「既存の枠に囚われない」
「視点をずらす」
そうやって企画を生み出している。
僕もまた時間を見つけてやるようになりました。
そのちょっとした視点のずらしが、企画であったり、コンテンツであったり、発信内容に差を生みます。
なんかアサヒビールの大ジョッキの記事を見て、ここまで考えてしまいました。。。
今回の成功事例も一種の
「ラテラルシンキング」が入っているような気がしたので。
こういう思考法に興味がある方はぜひ
「ラテラルシンキング」で検索してみてください。
たくさん出て来ます 笑
ではでは
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