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売れる商品の法則

先日アドバイスが欲しくて、ガッツリ打ち合わせをしたのですが、、

 

ここ直近の仕事だけじゃなく博報堂時代からの記憶が色々フラッシュバックして

ちょっと頭がパンクしました。

 

ですが、自分なりに

 

「売れる商品」について整理ができたので共有させてください。

 

 

僕が社会人になっての最初の仕事は

 

「トヨタ自動車の商品やサービスを

 広告を通じて訴求し売り上げに貢献すること」

 

から始まりました。

 

なんか、カッコつけて書いたけど

広告作りのお手伝いからです。

 

そして5年後には、

 

「広告を通じて

 スーパードライの魅力を訴求し

 売り上げに貢献すること」

 

に、変わっていきます。

 

これまたカッコつけたけど、、

 

たださすがにペーペーでも死にそうになりながら5年間、

仕事をしたのでなんとなく広告事業というのが分かりかけてきた時期でした。

 

正直そのタイミングでのクライアント変更は厳しいと言うのが本音だったけど。

 

 

「クルマのブランディング戦略が

 なんとなく分かってきた!」

 

「これからだ!」

 

と、思った矢先の異動ですから。

 

 

ですが、なんとかそこも乗り切り・・・

 

13年間、広告代理店に勤めた時から思ってたことがあります。

 

それは、

 

「良い商品が必ず売れるわけではない」

 

ということ。逆に

 

「クオリティがイマイチな商品でも売れる」

 

 

凄く経験したくせに、個人事業主になってからの僕の基本スタンスは

 

「良いものは必ず売れる」

 

「美味しいラーメン屋は

 勝手に行列ができる」

 

という信念でビジネスを行なってきました。

 

 

間違っていないと思うけど、やはり広告代理店と同じで

 

「良い商品が必ず売れるわけではない」

 

ということ。逆に

 

「クオリティがイマイチな商品でも売れる」

 

同じビジネスの本質を味わうことになります。

 

 

「売れるには理由がある」

 

「売れないのにも理由がある」

 

 

トヨタのクルマは流石の性能ですが

日産やホンダも負けておりません。

 

単純に言うと、

 

トヨタの時価総額と日産の時価総額の差がクルマ作りのクオリティの差、、なんてことは絶対にありません。

 

 

日本にあるビールの2本に1本がスーパードライ。

 

ですが、これは皆んなに何回も言っておりますが

ビール会社社員でさえ利酒テストで全部銘柄を当てられる人はかなり少ないです。

 

※よくやった利酒テストは・・・

 

各メーカーのビールを紙コップにビールを移しかえる。

 

パッケージはどれも同じで、純粋に

「味」だけで選ぶとなると、、誰も分からないということ。

 

 

なのに、スーパードライはバカ売れしているw

 

 

その他も、ヴィトンのカバンと全く同じ品質の

無名ブランドを誰が買うのか?

 

Androidだって全然iPhoneに負けてねえぞ!

 

家のテレビをREGZAからサムスンに変える人ってどれくらい??

 

 

と、ツッコミどころ満載なのがビジネスであったりします。

 

だけど、これって変じゃなくて勝手に僕らが

 

 

「良いものは売れる」

 

 

と思っているのが間違いなのです。

 

 

「勝てば官軍」じゃないけど、やはり良いものでも

売れなければ日の目を見ることはない。

 

だらだら言い訳がましく書きましたが

ここで一旦結論を言います。

 

博報堂13年、個人事業主10年、様々な商品・サービスを

開発したり売ったりした僕の結論。

 

売れる商品は

 

・ネーミング

 

・コンセプト

 

・STORY

 

これがしっかりしているということです。

 

 

・・・ん?当たり前って??

 

 

確かにここまでは良く聞く話。

 

 

だけど、僕はさらにこれを追加する

 

・ネーミング

 

・コンセプト

 

・STORY

 

上記3つのうち、どれか「1つ」でも競合他社と差別化を図ることができたら

 

「売れる」ということになります。

 

「1つ」で十分です。

 

 

コンセプトもふわふわしててイマイチ分からないし

商品にSTORYを感じない、、だけどネーミング秀逸!という商品は間違いなく売れます。

 

⇒ 缶入り煎茶 → お~いお茶 に名前を変えただけで爆売れ

 

⇒ ガリガリ君なんて、名前勝ち以外の何者でもない

 

 

ネーミングがピンと来なくても

商品設計+コンセプトがしっかりすれば間違い無く売れます。

 

(特にターゲット設定ですね)

 

⇒ クルマという男性的な商品に日産マーチは「女性」にターゲットを絞って大成功

 

 

ネーミングがイマイチ、コンセプトもよく分からん、、

だけどセールスSTORYが秀逸だと売れる

 

⇒ 最近は減ったがTVCMでティザー広告を上手くやった商品・サービスはかなりの確率で売れた

 

 

そりゃあ、

 

・ネーミング

 

・コンセプト

 

・STORY

 

この3つがビシッとハマれば良いですよ。

 

ですが、正直そんな商品・サービスなんてなかなか生まれないのです。

 

それでも売上UPのために微妙に名前を変えたり、コンセプトを変えたり

セールスSTORYを変えたりして世に出ているモノは本当に多い。

 

 

だから自分の商品を持っている方でイマイチ

 

「売れねえな~」と思ったら、再度上記3つの視点で見返すことをお勧めします。

 

 

皆んな一度商品を作って販売すると、

セールスレターの変更くらいはするが

 

・名前を変える

・ターゲットを変える

 

みたいなことを一切しなくなりますが

正直やった方がいいと思います。

 

名前を変えても誰も気づきませんので。

 

 

繰り返しになりますが、

 

・ネーミング

 

・コンセプト

 

・STORY

 

3つ完璧が望ましい。

 

3つがダメなら2つでも。

 

だけど、、ぶっちゃけ、、

 

どれか

 

「1つ」

 

でも、優位性を持つことができれば

その商品は「必ず」売れます。

 

 

 

マーケティング的な話はちょっとだけ小難しく聞こえますが

 

なんとか丁寧に伝えていく所存ですので、これ系のメールはまた発信します。

 

 

では!