先日、ダイヤモンドオンラインにて
経営者やリーダーの「孤独」について触れている記事を見かけました。
これ、昔からよく話されているテーマの1つです。
最初は仲間や部下と一緒にやっていくも
組織が大きくなってくると、TOPに対して誰も意見できなくなる…。
気づいたら孤立、裸の王様になり、
相談できるのは占い師だけ、という現実は今でも普通にあるそうです。
しかも、いわゆる「ワンマン社長」だけじゃなく、
普通の穏やかな社長も「孤独」を感じている人が多い、
というのがその記事のメインでした。
確かにリーダーという立場は、
周囲が想像する以上にプレッシャーが大きい。
部下の相談には乗る。
判断も決断も全部自分がやる。
組織の空気をつくるのも自分。
でも、自分自身の弱さや迷いは誰にも見せられない。。。
強くあろうとするほど、
心の逃げ場がなくなっていきます。
ぼくも1人社長として動いていると、
同じような感覚に襲われることが多々あります。
言ってしまえば個人事業主は
「全部自分で背負う世界」
です。
昔からの友人では埋まらない「本音」の距離感
以前は、その孤独感を埋めたくて、
昔からの学生時代の友人を飲みに誘うこともありました。
気心知れた仲間だし、昔話は盛り上がる。
それはそれで楽しい時間です。
でも、
「いまの仕事の本音」
を話せるかと言えば…やっぱり難しい。
夢の話、
課題の話、
不安の話、
勝負の話。
ここに踏み込むと、どうしても温度がズレてしまう。
結果として、
そういう深い話を昔からの友人に求めることは諦めました。
本当に必要なのは「弱さを見せられるビジネスパートナー」
そこで気づいたのが、
経営者や専門家・個人事業主にとって本当に必要なのは、
「弱さを見せられる
ビジネスパートナー」
なんだということ。
仕事の相談も、家族の相談も、夢の話も、
弱さも全部出せる相手。
昨日も、そんな相手に結構熱く夢の話を語ってしまいました。
本当に有難い存在です。
ポイントは、「弱さ」を出せるかどうか。
・うまくいっていない時も隠さない
・不安や迷いも含めて見せられる
・格好つけなくていい関係
こういう相手が1人いるだけで、
リーダーの孤独感はかなり変わります。
そういう相手は「名刺交換」からは生まれない
ここで大事なのは、
そういうビジネスパートナーとは
普通の名刺交換ではほぼ出会えない、ということ。
肩書き・地位じゃなく「想い」で繋がるパートナーは、
「運」や「偶然」だけで手に入る訳じゃない。
ぼくはこの10年間、
出会いたい人と出会うべきタイミングで出会っていると思っていますが、
振り返れば、それは全部「必然のプロセス」でした。
情報発信が「本音でつながる出会い」を連れてくる
じゃあ、どうすればそういう存在と出会えるのか?
結論を言うと、情報発信です。
それも心の底からの発信。
今日のメルマガもそうだけど、
「自分の本音や仕事の温度を、
恥ずかしがらずに発信し続けること」
これしかない、と10年前にも思ったし
今はその時の倍以上思う。
先に本音を開示するから、相手も本音を返してくれる
夢を語るのって、多くの人が思ってる以上に難しい。
・バカにされたらどうしよう
・背伸びしてると思われないかな
・結果も出てないのに言うのは恥ずかしい
こういう気持ちがじゃまをして、
本音を隠す人がほとんどです。
でも、本音を隠している限り、
深いパートナーは絶対に現れません。
ぼくの経験上、信頼できるパートナーって、
「こちらが本音を開示するからこそ、
相手も本音を返してくれる。」
この順番が逆になることはほとんどない。
だからこそ、
・小さな夢でも言語化すること
・途中段階でも表に出すこと
・うまくいっていない時こそ黙らないこと
これを続けていくと、不思議なほど
同じ温度の人だけが近づいてきます。
価値観・物語・夢でつながる関係は一生モノ
利害だけでつながった関係は長く続きません。
取引や案件という短期の得をベースにした関係は、
温度が下がった瞬間に終わる。
でも、価値観や物語や夢でつながった関係は、一生続く。
濃すぎる関係じゃなくていい。
でも、本音がちゃんと流れる。
頻繁に会うわけじゃないけど、
必要な時は必ず手を差し伸べてくれる。
そういう人たちが、
人生や仕事の節目で大きなチャンスを運んでくれます。
まとめ:リーダーの孤独は「弱さの開示」でしか埋まらない
リーダーの孤独は、
強さで解決するものじゃない。
弱さを開示し、
対話できる相手と出会うことでしか埋まらない。
もし今、「自分にはそういう相手がいない」と感じるなら、
まずは小さな本音から発信してみることをお勧めします。
ぼくはその1歩が、絶えず人生を好転させてきたと考えています。
・・・じゃないと、10年以上、毎日メルマガ書けないっしょw








