僕のメルマガを購読してくれている方はご存知だと思いますが、先日YoutubeにUPした動画が2日で8万アクセスを突破しました。
うまくトレンドに乗っかれたこと、自分のオリジナリティを出したこと、それと少しばかりのノウハウで一気にアクセスをかっさらいました。
Yahoo! で「花巻東 サイン 動画」と検索して頂くと、一番上の紹介動画にUPされます。
多分この動画1本だけで、僕へのGoogleからの広告収入は3〜5万だと思われます。
動画1本。作業時間たったの10分。しかも2日で。
これが現実に起こっていることです。
今、僕は色々Youtubeを研究しておりますが、、色々学べることが多いですし、メディア業界の未来も考えさせられます。
ぶっちゃけ言うと、この画像はNHKのモノ。
僕が撮影したものでもない。
だけど編集したことで、僕のモノになった。
それを楽しんでくれている(批判コメントもたくさん頂きましたが、、)お客様が、単純に8万人いた。
その対価としてGoogleから広告収入。。。
(Youtubeは数年前、Googleが買収。つまりYoutube=Googleと思って下さい)
その他にも動画を上げておりますが、広告収入対象外としてGoogle Youtubeからはねられている動画も幾つか存在します。
毎日何時間も、どんな動画がOKでどんな動画がNGなのか、研究しまくっておりますが、正直規則性が見えないのです。
そこで思ったこと。
「Googleはわざと、ある程度のグレイゾーンを作っているのでは無いだろうか?」
そう思いました。
今、テレビ業界は本当に規制が厳しいです。
喫煙シーン、お色気シーンなどはもちろん、暴力・言葉遣い、、もっと言うとタレントなんて広告契約している商品以外の発言とかの規制も加わると、もうガンジガラメの状態です。
タレント広告契約以外の発言、、ちょっと分かりにくいかもしれませんが、あるタレントが日産のクルマのCMと契約しているとします。
そのタレントは実はBMWに乗っている。
その事実は契約中、死んでも言っては行けません。
話しの流れで、「僕の愛車BMWが最近調子悪くて〜」なんて言ったら、先ず収録だったら当然編集でカット。
生放送だったりしたら、次の日スポンサーから大クレームが来ます。
ちょっと話しがずれましたが、そんなガンジガラメの状態で皆が驚くようなコンテンツ=番組をつくるのは難しい。。
気付いたら、「家族愛」「動物」「子供のお使い」みたいな番組ばかりになってしまいます。
チャレンジできない。。。
でも、Youtubeは基本個人で上げている動画が多い。
個人はそんなルール関係無いから、自由に面白い!と思った動画を上げる。
だからこそ面白い。
犬の動きをただ30分垂れ流し動画にアクセス100万!という数字を見て驚きます。
正直僕はこんな動画見ても面白くもなんともないけど、こういう動画が好きな人はいるんです。
個人の趣味は理解出来ないものです。
じゃあ、この犬動画30分をテレビで放送出来るか?
できませんよね、、、そんな番組、視聴率は絶対取れない。
大好きな人は画面にかじりついて見ると思いますが、半沢直樹のような数字は出ない。
そういう番組にスポンサーもお金を出さないし、テレビ局もチャレンジする訳が無い。
Youtubeだったら許せるけど、テレビ番組だったら許せない、、
言い方変えるとYoutubeだから観れる・楽しめる動画がたくさん存在するのです。
Googleは明らかに、Youtubeでテレビでは楽しめない動画をたくさん載せることで、テレビ番組よりも面白い動画空間をつくろうとしていると思います。
そこでテレビと同じように、厳しい規制をつくっていくと、結局はテレビと差別化が図れない。
かといって、権利者を無視するような無法地帯だと訴訟問題になる。
その微妙なさじ加減を狙うことで、いいコンテンツをつくり続けようと考えているような気がしてなりません。
Googleクラスの頭脳・スキルがあれば、ちゃんとした規制をつくって、機械的にこれはOK,これはNGと識別できるシステムはつくれるはずなんです。
今中国でも問題なっている、権利者を無視するような、偽ドラえもん、偽ディズニーランド、海賊版DVDなどの問題からも分かるように、これからのメディアやエンターテイメントの世界は権利者と制作者、消費者の間での複雑な需要と供給のせめぎ合いになるのは目に見えております。
1.5流クラスのタレントの本音は、ぶっちゃけ、もっともっと人気が出たいから、色んな人がYoutubeやブログ・Facebookで紹介して欲しい。
だって広告費ただですから。
そして一気に人気が出て、CDなんて出すことになったり、CDを買ってもらいたい。
だけど、そんな都合良くは行きません。
このような、ある意味いびつな空間の中、どのようなエンターテイメント業界の未来が待っているのか?
1消費者としてでなく、1当事者として研究していきたいと思います。
最後に、Youtubeから生まれた化け物コンテンツ、、どうぞ!!
[YouTube]