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僕が考える「多様性」の解釈

僕が考える「多様性」の解釈

今年の流行語大賞にもノミネートされた

「イカゲーム」に始まり、、

○ペーパー・カンパニー

○全裸監督2

○ヴィンチェンツオ

○マイネーム

○クイーンズ・ギャンビット

などなど、今年も大変お世話になった

「Netflix」

別に僕が好きなだけでなく、企業としても
その勢いは止まらない感じです。

ちょっと難しい表現が多いですが、この本はNetflixの凄さの全貌が赤裸々に書かれております。

https://iodine-ex.jp/Lm6297/126241

興味がある方はぜひ。

ご存知の方も多いと思いますが、Netflix以外にも

・hulu

・U-NEXT

・Amazonプライム

・FOD

・Paravi

・TELESA

などなど多くの有料チャンネル、民放に紐付けされたチャンネルがありますが

圧倒的に会員数は「Netflix」が1人勝ちです。

要因は世界展開の規模の話で集約されますが
それができるようになった一番の理由は、

「オリジナルコンテンツの充実度」

です。間違いなく。

つまり、

「Netflixでしか見れない」

というコンテンツが多く存在するだけでなく
そのクオリティが異常に高いということです。

多くのチャンネルは、

・テレビでやったもの
・過去の映画

の流用が大半で、一応オリジナルコンテンツを配信しておりますが、

正直、

「そのためだけに契約したい」

というのが少ないのが会員数が広がらない一番の理由です。

それに対してNetflixは日本でも

「愛の不時着が見たい」

「イテオンクラスが見たい」

「嵐のオリジナル企画が見たい」

という人がたくさん集まりました。

ご存知、昔から日本のドラマが大好きでテレビ離れが進んでいる現状が寂しくこのメルマガでも何回も

「テレビはまだまだ捨てたもんじゃないよ~」

と主張し続けてきましたが、最近はかなり自分でも自信消失になっております。

というのは、Netflixを幾つか続けてみた後に
民放のドラマに戻ると、ストーリーの前に

「映像のクオリティ」の差に愕然としてしまうんです。

バブル崩壊後どんどん不景気になっていった日本。

真っ先に企業は広告・宣伝活動の経費削減に動きました。

さすがに、

・人件費
・研究開発費
・営業関連費

は、いきなり削れない。。

色んな不協和音が出るわ、分かりやすく売り上げに直結する。

そんな中、実は大事な大事な広告費なのですが
他の分かりやすい経費よりも抽象的なので削りやすい。。

企業の広告費が削られると、次に痛手を被るのがテレビ局。

多くのCM放映がビジネスの基盤ですから。

そのCM費が削られていくことで
テレビの製作費も削減されていく。

撮影手法でいくと一番分かりやすいのが

「ロケ」の撮影が減り、「スタジオ」撮影が増えていきます。

だから、芸人を10人くらいをひな壇に集めて
ただただ話している番組が一気に増えた。

大好きなドラマもスタジオばっかであり、

よくありがちな

「イタリア旅行中に出会った2人」

「船上での結婚式」

みたいなゴージャスなシーンがどんどん少なくなっていったのです。

やはり「視覚」から受ける印象は
人間の本能に一番直結する。

でも、人間は慣れるもの。

自然と世界遺産的な番組が減っていっても
別に気にならなかった。

それが今度はNetflixで復活!

特に個人的には、クイーンズギャンビットでの映像美になんか酔いしれました。

クイーンズギャンビットは天才女性チェスプレイヤーの
活躍と葛藤を描く素晴らしい作品ですが、

その大会シーンも現地で撮影しております。

NYだけでなく、パリやイタリア・・・

昔見たような懐かしい光景に目を奪われ、さらには
行ったことないモスクワの風景に痺れました。

「行ってみてえなー」

みたいな

その壮大な画角はスタジオのお笑い芸人だけを見続けた僕に
昔の感覚を取り戻してくれたのです。

企画に加えて映像美があるのは映像コンテンツとしては最強です。

だからどんどん会員数も増え、Netflix側は製作費に回せる金額も増える。

テレビや映画でのチマチマした製作費に疲弊してた優秀なクリエイターもNetflixの仕事を優先し出す。

んでもって、ネットムービーもアカデミー賞にノミネートされる。。

もう、、映像業界はこれからどうなるのかしら??

映画やドラマだけでなく、スポーツの放送も変わりつつある。

先日も触れた、サッカー日本代表の大事な大事な予選ですが
民放では放送されませんでした。

DAZNの独占配信。

テレビ局側が権利料を払えないのです。

ちなみに一応テレ朝は

「日本でのホームの試合」のみを権利として購入。

ですが、この前のクッソ大事な試合はアウェイであった為、
放送されなかったという経緯です。

ラグビーも大変。

サッカーと違ってもともと人気のないラグビーは
JSPORTSでほぼ独占状態でした。

ですが、2019年W杯での活躍後、日テレとwowowが
鼻息荒く放映権を買いに行っている。

今まで僕ら視聴者はJSPORTSだけ契約してたら
ラグビーの試合はほぼほぼ網羅できたのですが、、

今回の日本のヨーロッパ遠征の放映が一番分かりやすいw

・アイルランド戦 ⇒ wowow

・ポルトガル戦 ⇒ JSPORTS

・スコットランド戦 ⇒ wowow

・・・・なんだよ?これ???www

結局、ファンは両方と契約せざる得なく
サブスクが嵩むばかりです。

なんとかしてもらいたいところです。


今、何かとキーワードになっている

「多様性」

特にジェンダーや出身地に関することがメインですが

僕的には

「趣味の多様性」も大事な大事なテーマだと考えます。

昔は、毎日夜19時~日テレでジャイアンツ巨人戦が放送されておりました。

サッカーですらあまり放送されず。

そうなると、なんつうか皆んなある程度野球に詳しくなる。

見たくなくても、お父さんが見てたら見てしまう。。

地上波だけの時代はそういう影響力がテレビにありました。

ですが、今はどの家庭もそうですが娘と妻が
「婚姻届に判を捺すだけですが」を見ている間に、

僕は自分の部屋でラグビーの試合、、です。

サッカーの試合をとにかく見たかったらDAZN

バスケだったら、、ゴルフだったら、、釣りだったら、、

以前は

「マジョリティ」だけに合わせておけばよかった。

テレビもとにかく流行を創る

「20代・30代女性」に受けるものを作ればいい。

(トレンディドラマ全盛期)

そして最近はテレビは50代以上のものだから
それに合わせた番組を・・・という流れですが、

そのテレビが捨てた50代以下のコンテンツを
有料放送やYouTubeが押さえている感じです。

テレビ局再度も少し考えれば分かることなのに
それが出来てないということはきっと他に理由があるのでしょう。

この映像業界の変遷から考察できることは

昭和じゃなく令和は「規模よりも質」の時代だと思います。

平成はその過渡期。

つまり、皆んなが好きだから自分も~

じゃなく、最初から「自分が好きなもの」だけに触れられる時代です。

コミュニティやオンラインサロンも個人的には

「業界NO1 の会員数」というのに価値は感じません。

もっと有名になれば別かもだけど、

それよりも同じような思考や趣味を持つ人と
「濃く」繋がれる時代。

最初からそっちの方がいいに決まっているんです。

もっと話を広げていくと、

全員が全員、少しでもいい大学にいっていい企業へ


さすがにもう古いです。

How to earnでは散々書きましたが
サラリーマンも才能が必要です。

その才能が自分には足りないと思ったら
最初からそっちにいく必要はないし、

それが実現できるのが今の時代です。

僕にとって

「多様性」を考える上で大事なことは、

異なった人や考えを尊重するのは当然ですが、

そんな中でも共通なモノを持っている人と
簡単に深く繋がれるいい時代とも捉えるべきだと考えます。

だって、ラグビーコミュニティとか異常に楽しいもんw

ちょっと前だったらやろうとすら思わなかった。

来年も、マイノリティーが輝く時代は続くと思います。

変に周りに合わせることばかり考えるではなく、言い方雑ですが

自由に好き勝手に生きていい時代に僕らは今生きていると考えた方が

普通にhappyだと思いません?

なぜかNetflixの話からここまで広がってしまいましたが、

最近、最も考えていることでもあったりしました。

ではでは

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