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アイディアが閃く上で大切なプロセス「孵化(インキュベーション)」の話

僕もここ最近になってやっと

「自分で追い込む」

ことを覚えて来ましたが、やはり人は根本的には

「怠け者」

定期的に追い込まれないとダメだと思います。

「優しいコンサル」

は、個人的には全然優しくないと思っている。

「何か変わりたい」

と、思ってコンサルを受けている訳で、、

そんな簡単に人は変われないし変われる人ならばコンサルは必要ない。

そして新しいステージに行く時には
何かしら不具合・摩擦・葛藤は生じるものです。

気持ちよく新しいステージに行った人なんて皆無でしょう。

だから「刺激」が僕らには必要なんだ。

サラリーマンの方はそういう意味では恵まれている。

うぜえ上司・クライアントだろうが
定期的に追い込まれる環境なので。

「隣の芝は青い」

と良く言いますが、あの時はマッジでムカつきましたし
ほんと酷い時は仕事帰りのお風呂で

「あいつ、、死んでくんねえかな」

「あいつの家だけに
 隕石落ちてくんねえかな」

と、祈ってた自分は末期症状だったと思いますが
今じゃ少し懐かしくもあります 笑

今日はこのメルマガ読者様に多い
「真面目な人」にアドバイスをしたいな~と。

そのアドバイスとは、、

時には、

「ぼーーーっとしようぜ」

ですです。

真面目な人たちっていっつも忙しなく活動しているから
脳が疲れまくっている。

「ぼーーーっとする」

というのは脳を完全に休ませる状態にするということ。

本を読んだりネットサーフィンしたりスマホを見るのもNGです。

これ、一応科学的な根拠がありまして……

簡単に言うと

「脳を休む」行動を僕らがすると
別に脳は休むことはなく

「スタンバイ状態」になるだけ。

このスタンバイ状態に「閃き」が生まれやすくなるということです。


政治学者ウィリアム・ウォーラスが提唱する
「問題解決の4つのプロセス」が、そのまま「閃きを得る」プロセスとして活用でき

アイディが閃くステップはこんなプロセスと言われております。

<準備> ⇒ <孵化> ⇒ <ひらめき> ⇒ <検証>

この4STEPで最も大事な準備+孵化だけご説明申し上げます。

■ 第1 STEP 「準備」

インプットの時間と捉えていいでしょう。

たくさんの知識を吸収する。

今、直面している問題や課題と徹底的に格闘するステップ。

真面目な人は得意なステップだ 笑

そして、大事なのが次。

■ 第2 STEP  「孵化(インキュベーション)」

徹底的に問題と格闘したら、放置する!!

休む!!!

ぼーーーっとする!!!

これが出来ないんだよな~皆んな。

真面目すぎだから。

でも、絶対に必要なプロセス。

それは数時間かもしれない、数日かそれ以上かもしれないけど
そのうちある瞬間に、突然「閃き」が生じる。

ちなみに「孵化」の由来は親鳥が卵を温めてヒヨコが生まれる過程のこと。

しばらく放置して、アイディアを温め続けることで、

「閃き」が生まれる。

なんか小難しい話になりそうですが
まあ、今日はしようがない。このまま進めます。

この「孵化」のプロセスでもう1つ重要なのは
「創造性の4B」という概念。

アイディアが生まれやすい場所を創造性の4Bとも言う。

Bathroom(風呂、トイレ)

Bus(バス、移動中)

Bed(寝ている時、寝る前、起きたとき)

Bar(お酒を飲んでちょっとリラックスしたとき)

有名なのは

入浴中に「アルキメデスの原理」が発見されたこと。

猿が手を繋ぐ夢をもとに「ベンゼン環」の構造が発見されことは

歴史的にも実際にあった話。

まあ、簡単に言うと

「休む時間も大事」

ということです。

(後の「閃き」「検証」はまんまなので今回はどスルーします。)

僕も気付いたら何かしら動かないと気が済まないタイプ。

すぐに本を手にするし
スマホもチェックしてしまう。

現代社会において

「ぼーーっとする」

というのは難しい行為なんです。


題名忘れてしまったけど、この前ひなたに借りた
筒井康隆のショーショートで面白い話があった。

設定は架空の未来。

お金が回らなくなった日本は
企業の広告費に頼る国へ。

だから街中広告だらけ。

屋外広告だけでなく街頭ビジョンだったり
電車の中もガンガンCMが流れる国へ変貌した。

CDで音楽を聞こうとも、
安いCDだとほとんど広告で音楽は数秒みたいな感じ。

思いっきり癒しの音楽を聴きたいある男は
思い切って10万円以上の高いCDを買う。

買って聞いたところひたすら無音……

「ん?不良品かな?」

と思って、お店の店長に聞くも店長は一言。

「何言っているんですか?
 壊れてませんよ、このCDは。

 現代において一番価値のある音は

 『無音』

 です。」

おもしれえ~~~~と普通に思いました。

ちょっと強引な引用ですが、

「ぼーーーっとする」

ということって意識しないと出来ないんです。

変な話だけど。

だから僕は「意識的に」1日1時間は

「ぼーーーとする」ようにしております。

じゃないと、絶対に本を読んだりスマホを見てしまうから。

その脳の休む状態=スタンバイ状態は
意識的じゃないと絶対に作れない。

電車の中で音声を聞くのはなんか定番のようですが
敢えて何もしない、、

そう言う日があっても僕はいいと思います。

あっ でもこれ、勘違いしないでくださいね。

デブの人がダイエットの時の

「チートデイ」をやるのと一緒ですから。

チートとは騙すという意味。

ダイエット用語で良く使われる言葉なんですが
特にモデルの方のように、

もうこれ以上痩せれない・・・

もうこれ以上食べない日なんて作れない・・・

そういう方って、実はダイエット効果はなかったりします。

体がそれに慣れてしまってるから。

だから週に1日「チートデイ」を設けるということ。

1日は死ぬほど食べる日を作ることで
体が反応しまた次の日から痩せれるという方法です。

ですが、これは日々とことんダイエットしている人のみ対象。

まだまだ太ってて食べる量も減ってない人が

「おし 今日はチートディだ~」

と言って逃げるのはダメっすw

つまり、たくさんインプットするから

「ぼーーーーっとする」

が活きていくるということ。

殆ど何もせずに、

「ぼーーーーっ」としているだけの人はただのアホですw

気を付けましょう 笑

では!