情報発信

【コピーライターの神髄】「人を動かす」と「人が動く」は、全然違う。

【コピーライターの神髄】「人を動かす」と「人が動く」は、全然違う。

コピーライティングのコンテンツを整理してたら
懐かしいこのコピーを読んで、

「やっぱGAP法は強いな~」と、久しぶりに思い返しました。

でも、これ、、意識しないと絶対に出来ないんですよね。。

↓久しぶりのGAP法コピー(オバマ元大統領は名コピー多い)

「アメリカは

 “彼がやってくれるさ(yes he will)”という国ではない。
 “私たちがやる(yes we can)”という国なのだ」

下の「句」=結論を強めたい為に
敢えて上の句で反対を言う手法。

・事件は会議室で起きているんじゃい。現場で起きてるんだ!

・NO1にならなくてもいい。元々特別なONLY ONE


別に下の句だけでも伝わるが、上の句があることで
より強い表現になる。

「伝え方が9割」の著者である佐々木さんが

「GAP法」と命名したが、昔からある「対句」という手法である。

過去にもこの手法の名コピーは多い。

ーーーーー

・大人って、子供だ。

・仕事って、遊びだ。

・言葉って、武器だ。

・欲張りって、長所だ。

ーーーーー

全て過去の広告コピーです。

こういう言葉に出会って

「おっ これがGAP法(対句)だ!」

と気付くか、

「ドスルー」するかの違いが、自分の血肉になるからどうかの境界線でもある。

いつ頃だろうか??

多分、初めて個人事業主でしっかりとセールスした2013年10月くらいから

なんとなく思い始めて、いつの間にか自分の中で確信し始め、その想いが今でも至っていると思う。

その想いとは、

「俺は言葉と生きていこう。」
「一生文字を使ったビジネスでいこう。」

実は、この想いに至った時

「マジか・・・」
「もっと早く知りたかった」

と、後悔したことも覚えております。

というのは、

2013年4月には自分の会社名を

「KOIコミュニケーションズ」にしました。

その1番の理由は、対面コミュニケーションをイメージしてたからw

当時はそこまで

「ネット完結」
「ネットの世界は文字がすべて」

ということを知る由もなかった。

13年間培った「営業力」をベースに戦っていこうと思ったんです。

だけど、その半年後くらいには

「対面コミュニケーションは古い
 これからはどんどんオンライン」

と思っていた・・・苦笑

でも、まあ、それだけで会社名を変えるのもどうか、、と。

そんなコロコロ変えてたら、また違う理由で変えそうになるかもとも思ったので。

そんな自分の中での小さな紆余曲折を経ながら

「KOTOBAと戯れる。
 KOTOBAと生きていく。」

というセミナーも行った。

「とことん言葉・文字の力を磨き続ける。」

「今の時代誰もが発信できる時代。
 昔以上に言葉が大事な時代だ。」

これは今でも想いは変わりません。

それを端的に説明すると

「情報発信が大事だ」
「情報発信が最強のビジネスだ」

と、なってしまうのはしようがない。

「情報発信」という言葉が受け手からは抽象度が高い言葉だと思いますが

使う方は楽なんです……

だから定期的に僕の情報発信への想いは砕いて説明したかったりします。

当時から自分の想いを伝える時に死んでもこれは言いたくなかったことがあります。

それは、

「僕はコピーライターです。」という言葉です。

僕は軽々しく「コピーライター」とは言えない。

「コンサルタント」もそうだけど。

(ほんと、個人事業主の世界はコピーライター+コンサルタントの安売りが多い……)

というのも、僕は本当に優秀なコピーライターの方達と
たくさんお仕事をさせてもらったことは本当に財産だと思っている。

本当に今でも尊敬していて、定期的にその方達のコピーはチェックしております。

たった1つの文章やコピーで、世の中を動かしまくっている人はたくさんいる。

そして、

「1文字に拘る」
「書体に拘る」
「大きさに拘る」
「句読点を付けるか付けないか?で1日悩む」

そういう細かい部分も。

(神は細部に宿る)

だからこそまだまだ自分は

「コピーライターです」とは死んでも言えないんです。

この業界でローンチのLPや商品のコピーを書いているだけの人。

その多くの方は「コピーライター」の域に達せていない。

ただの「商品・サービス説明屋」で終わっている。

それならば今の僕でも出来る。

僕が理想としているコピーライターとは

一発のコピーで

「空気感を変えれる人」だったりします。

コピーライターを語っている人の多くは、

「人を動かす(購入させる)コピーライターになりたい」

とよく言うけどその時点で、まだまだ。

コピーの本質を理解していない。

「人を動かす」ことと「人が動く」ことは違うんです。

■ 人を動かす

自分の意図するように仕向けるといった強制的かつ受動的な意味合い。

■ 人が動く

自らの意志で動き出すといった自主的かつ能動的な行動を促す。

そう。

ただ単に商品やサービスのセールスポイントを声高らかに語ったり、
耳障りのいい言葉で語りかければ、確かに魅力は伝えることができるけど、

セールスしたことがある人ならばお気付きのはず。

「商品説明だけじゃ行動してくれない」

最終的に受け手側が

「欲しい」
「自分の明るい未来に必要だ」

と思われなければ、最後の最後に人は動かない。

僕にとって言葉=コピーは

「人を動かす力」ではなく、

「人が動きたくなると思わせる力」でありたいと思います。

だから日頃、色んなテーマで言葉を投げかけている。

そして

「人が動きたくなると思わせる力」

を、言葉に宿すには何よりもお客様の立場になること。

そしてそれは全員が全員同じ気持ちを持っていないから

・ターゲットを絞る
・フィルターをかける

と言った行為と、

・メインターゲット
・サブターゲットの設定

その設定が自身のコアをぶらさないであれば
サブターゲットはどんどん広がる。

その方になりきって、その方たちの気持ちになって言葉を発して

最終的には

「動きたくなる気持ちにさせる」

それが理想のコピーライターだと思います。


もう少しだけ言わせてください、、、

対面コミュニケーションで人を動かせる人、
それは僕にとっては「営業マン」を意味します。

理想のコピーライターは……

会ったことも話したことも無い人を言葉の力だけで

「動きたくなる」
「自ら進んで動いてしまう」

その

「空気感」を作れる人だと考えます。

■ 人を動かす

自分の意図するように仕向けるといった強制的かつ受動的な意味合い。

■ 人が動く

自らの意志で動き出すといった自主的かつ能動的な行動を促す。

↑似たような表現ですが、この2つの表現の差はメチャクチャあります。

「情報発信」
「コピーライター」
「言葉・文字」

ということに少しでも興味がある人は、
一緒にこのテーマに向き合ってもらえたら嬉しいです。

では!

KOI公式メールマガジン