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TOKYO MER のトレンドワード1位「死者1名」を見て思ったこと

最近は大好きなTVドラマ関連のメルマガが少なめですが、、

今日は久しぶりにガッツリ書こうかな~と。

昨日の放送回+その後のTwitterトレンドワードが凄すぎたので。。。

かなりのネタバレなので僕と同じように見ている人で
まだ昨日の放送を見てなくて、知りたくない方はご遠慮ください。。

それでは参ります。

今回のクールで唯一見ているドラマが

「TOKYO MER」というこれまた僕の大好きな日曜日21時~のTBS枠であります。

ほんとこの枠の最近は凄い……半沢直樹・ドラゴン桜、、

(次回は小栗旬で日本沈没って、、楽しみ過ぎるべ!)

今回は医療ドラマなので好き嫌いが多いかな~と思ったのですが
相変わらずの絶好調な視聴率のようです。

見てない方のために簡単にあらすじをご説明させて頂くと、、

MERとは、「モバイル・エマージェンシー・ルーム」の略称であり、

主人公である鈴木亮平(喜多見)率いるチームは最新の医療機器とオペ室を搭載した
「動く手術室」専用の大型車両「ERカー」を駆使して活動していきます。

事故や災害の現場に急行し、いち早く負傷者に救命処置を施していく様は毎週秀逸でありました。

・・・ですが、さすがそこはドラマの世界。。苦笑

かなり強引な設定も多く、

・新人にいきなり現場で大事な手術をさせる

・閉じ込められたエレベーター内で帝王切開手術

・雪崩がいつ起きてもおかしくない中での強行突破

・立てこもり殺人犯にナースが1人で立ち向かい治療、、

などなど

「こりゃあ、ないっしょw」

と、どこか鼻で笑う自分がいながらも、STORY・演出が素晴らしく
毎回気付いたらどれもこれものめり込んでおりました。

そのMERのミッションはただ1つ。

「現場で死傷者を出させないこと」

毎回ミッションが終わると、僕は今回初めて知った女優
=工藤美桜さん(可愛い!)が

「今回の出動、、

 軽症者 5名
 重傷者 3名

 死者、、、

 『0』です!」

というセリフが毎週心地よくドラマを締めてくれておりました。

サザエさん症候群の逆じゃないけど、毎週日曜日の21時~痛快な時間を過ごせるので、

(ドクターX・水戸黄門方式)

「おし 俺も明日から頑張るべ」

と、なったもんです。

そのMERも来週で最終回。

ちょっとロスですが、まあこれくらいがちょうどいいのかも?と思ったり。

今まで毎週特に触れなく、今日触れたくなったのは
ついに昨日、そのMERのミッションである

「死者0」

の記録が潰えたからと、その後のTwitterでの多くの呟きにグッと来るものがあったからです。

工藤美桜さんから最後、、

「今回の出動、、

 軽症者8名
 重傷者4名

 死者は、、

 ・・・・
 ・・・・
 ・・・・

 1名です。。」

・・・切なかった。。

そしてこっからが完全にネタバレで恐縮ですが
さすがに話さないと今日のメルマガは意味がないので、、


その初めて出した死者というのが主人公喜多見の最愛の妹の涼香ちゃんという、、

かなりえげつないSTORYをドラマ班は採用しました。

放送後気になったのでTwitterをみてみたところ

「死者1名」

が、トレンドワード入り。

その最初の1名が、主人公の妹ということに
多くの人は驚きを隠せず、そして悲しんでおりました。

と、、ただSTORYの話をしてもなんなんで、

僕自身がこのSTORYを見た時考えさせられたことを。

主人公喜多見の医師としての能力は素晴らしく
彼がいなかったら亡くなった人多数。

(あくまでもドラマ内)

だけど、知らない他人を100人救える優秀な彼でも
大事な身内の家族1人を救えない不条理。

(不条理というワードのキーワード)

命の尊さに比較をしてはいけないが

赤の他人ー100人
身内ー1人

という酷い比較。。。

「死者1名」という重さをドラマ制作陣は昨日伝えたかったんだと思います。

Twitterでは多くの方がこんなことを呟いておりました。

・最近、コロナ感染や死傷者の発表が毎日されているが、正直全然耳に入っていなかった

・重傷者が何人だろうと、死者が何名出ようと、我関せずな自分がいた

・今日のMERを見て「死者1名」の重さ、命の尊さを再認識させられた

・もっともっと真剣にコロナ対策を考えたい、、

僕は映画・ドラマ・小説・漫画、、どれもこれも大好きです。

いつも思うのはその作品がお笑い系だろうが
ミステリー系だろうが、どんな作品にも

作った人が伝えたいメッセージは必ずあるということです。

その作者の伝えたいメッセージは分かりやすくダイレクトに表現されているもの
わざとグレイ・抽象的にして受けて側に考えさせるもの、両方が存在します。

特に後者は、結局、最後まで作者の意図が分からないことが多い。

何が正解で何が間違っているのか?

だけど、僕はいつもその時思うことは、
作者がグレイにしているときは、

「考えて思いついた答え
 すべてが正解なんだ」

ということなんじゃないかな?

わざと答えを出さないことによって

「この事象について
 考えて欲しい」

という思いが1番なんじゃないかな?と考えております。

ぶっちゃけ、昨日のMER放送回にスタッフ陣は
そこまで考えてないかもしれない。

だけど、多くの人が今のコロナ時代において

「死者1」の重みを考えたことは、作品として素晴らしいと思いました。

この状況で文句を言うのは誰だってできる。

だけど、忘れている大事なことを
今一度考えさせるような発信は素晴らしいです。

(ドラマも発信です)

かなり切ない展開になってきましたが
最後は、ドクターXと水戸黄門方式を信用して

HAPPY ENDを期待ですね!

そして、このMERという作品は結局何を伝えたかったのか?

今週末、また考えてみようと思います。

それでは、、ただのドラマ好きの三浦でした。。

ではではw