Business Mind

光と影 <松井秀喜と月岩信成選手の話…>

 

4月、テレビ局の改編期ですね。

本当はもっとチェックしなきゃなのですが、今回もまた後手後手になっております。

この業界に参入してから、やはりテレビを観る時間は激減、、

激減・・・というレベルじゃなく、この落ち方が会社の売上げだったら、間違い無く倒産しているレベルです。

 

やばいやばい・・テレビはチェックしなきゃ。

じゃないと、他の人達と差別化を図れない・・。。

 

以前、、と言ってももう今じゃ半年前くらいになってしまいましたが、半沢直樹分析で、クールの話をしました。

 

1〜3月

4〜6月

7〜9月

10〜12月

 

ドラマの放送で考えれば分りやすいですが、3ヶ月=12週、ドラマは最近10回or11回

なので、その繋ぎとして特番と言われるものがあったりします。

 

特番は色々ありますが、最近の顔で言うとオールスター感謝祭と言われる、TBSの大人数集めてやるあのクイズ番組とか(以前は島田紳介が司会者だったあれ)、個人的には、世にも奇妙な物語は大好きですが、今回の「墓友」は怖過ぎです・・・マジで。

夜中,2時くらいに観て、マジで震えました。。

そっち系が好きな人はかなりお勧めです。ていうか、あれ、子供観たら普通に泣くぞ。

 

そして、このそれぞれのクールのタイミングで、

 

「この番組は継続すべきか?」

 

「この番組は打ち切りで」

 

など、テレビ局は考えます。

未だに、笑っていいとも終了関連のネタはネットで騒がれておりますが、

(とんねるず×ダウンタウン、中居君の最後のスピーチなど)

当然この番組も、3月という区切りで終了しております。

 

なんとなく肌感覚で恐縮ですが、今回のクールはかなり激しい改編があったと思われます。

面白い・興味深い番組が幾つあるか? チェックしてみてもいいと思います。

 

そんな状況の中、昨日の夜22時くらい、ぼーーーと、

 

「なんか稼げるネタ・ストーリーねえかな〜原点に帰って無料オファー原稿書こうかな〜」

 

と考えていた時に、流れてたテレビに釘付けになってしまいました。

 

昨日から始まった

 

「石橋貴明のスポーツ伝説・・・光と影」

 

さすがスポーツのTBS、、かなり観入ってしまいました。

TBSは世界陸上だったり、K-1だったり、筋肉番付だったり、SASUKEだったり、何かとスポーツというジャンルを攻める傾向があり、それで結果も出して来ました。

スクールウォーズというラグビーのドラマの大ヒットもかなり昔にあったりします。

スポーツのTBSと言われておりましたが、最近はサッカーワールドカップ関連の仕掛けに手こずり、テレ朝にその異名を持ってかれたりしてました。。

でも、そんな簡単に無くならないTBSのDNA=スポーツのTBSが刻まれていたのでしょう。

 

簡単に言うと、スポーツ選手の挫折・苦悩をヒューチャーしたドキュメンタリー番組です。

 

1回目のテーマは、

1. MLB:NYヤンキースに入団した田中将大の知られざる友情物語

2. サッカー日本代表:柿谷曜一朗の挫折と香川真司との因縁

3. フィギュアスケート:キム・ヨナを支えた壮絶な家族の物語

4. 女子バレー:“メグカナ”こと栗原恵と大山加奈の友情と確執

5. 高校野球:松井「5打席連続敬遠」の陰で松井よりも屈辱を味わった男

 

この5つでしたが、僕が釘付けになったのが、5の松井敬遠により、屈辱を味わった男の話です。

かなり僕の独立時の心境とシンクロして観ていまいました。

 

ご説明させて頂くと、このメルマガの読者さんはどの位知っているか分かりませんが、1992年の夏の甲子園、松井がいた星稜高校と甲子園の名門・明徳義塾戦で事件は起こります。

当時、開幕前からゴジラ松井はかなり有名で天才スラッガーとして名を馳せてました。

プロ野球と違い学生スポーツ、青春・友情と言ったスポーツ以外での感動でも人気な高校野球。

そんな崇高なスポーツで、明徳義塾は勝利に拘り、松井の全打席を敬遠という指示を出します。

 

敬遠とは、最初から勝負を避けるもの。

かなり邪道と言われますが、どうしても勝ちに拘る時に、ある程度戦略的に行う作戦です。

時と場合で使う作戦なのですが、この明徳義塾はどんな場面だろうが、松井との勝負を避ける指示を出し、最終的には3−2で勝利しました。。

 

高校野球は勝ったチームが勝利の後、校歌を歌うセレモニーがあるのですが、その時に観客から大ブーイング・メガホンやモノが球場に投げ込まれまくって、もう、そりゃあ、、酷い惨状であったことを今でも覚えております。

 

勝利に拘り、邪道施策に走った明徳義塾に対しての批判はハンパなかったです。

 

その時の、松井の次の打順が今回のこの番組の主人公である月岩選手。

月岩選手も当時はかなりの選手で、左の松井・右の月岩とセットでも呼ばれてました。

だけど、この試合はノーヒット。松井敬遠後、彼が打てば点が入るのに、、ノーヒット。

 

明徳義塾もある程度の批判を覚悟に松井全打席を敬遠するという作戦を選んだので、松井の次の打者である、月岩選手の研究はハンパなくやったそうです。

これで、松井は敬遠だわ、月岩に打たれれば、、もうそりゃあ踏んだり蹴ったりです。

明徳義塾も必死に月岩対策を行いました。

 

結果、それが功を奏したのか、最後も彼の打順で試合終了を迎えます・・・

このニュースは日本中で話題になりましたが、話題の中心は、

「松井の怪物ぶり」「明徳義塾の戦略は高校野球としていかがなもんなのか?」

この2つだったので、僕自身あまり彼のことを知りませんでした。

だけど、この事件後、誰よりも人生を狂わされたのが彼=月岩選手だったんです。

 

甲子園終了後、地元金沢に帰っても、後ろ指を指され、、決まってた推薦枠の大学進学も、この件で苛められ、暴行事件を起こして進学取り消し。

その後、あんなに好きだった野球を止め、職を転々とするも何をやってもこの事件を忘れられず、過去の呪縛に縛られまくって人生下り坂を歩んで行きます。

 

いつも誰かに噂話をされ、

 

「月岩自殺したらしいよ」「月岩ヤクザになったらしいよ」

 

そういう見えない攻撃で精神も病んで行きます。

なんとか結婚相手も見つけるも、3年で離婚・・・人生のどん底状態を味わいます。

 

そんな彼の人生の転換期が、これまた皮肉にもテーマが野球の同じ仲間の松井選手。

彼が出場していた試合をテレビで観戦した時に起こります。

松井がニューヨークヤンキースに行った一年目で、月岩選手と全く同じことが起こります。

 

松井の前の打者が敬遠され、敵は松井と勝負することを選ぶ。

月岩選手の立場ですね。

 

そこで画面を食い入るように観る月岩。。

 

「自分と同じだ・・・」

 

で、結果は松井のホームラン。月岩はすべて凡打だったのに、、

月岩選手は涙して、俺も頑張ろう!と立ち上がった・・・そんな話でした。

 

凄く美しい話ですが、僕はやはり人生の恐ろしさ、運命の怖さを痛感させられます。

結局、歴史に残る松井5打席連続敬遠の事件後、松井と月岩は大きく人生が別れます。

 

松井はもう「生きた伝説」 月岩は「打てなかった男=負けた要因の男」

松井は、巨人⇒ニューヨークヤンキース⇒その後点々と移籍し、今じゃ巨人のコーチ。

球界入りなんで、もう一生安泰でしょう

 

月岩は、、、もう悲惨ですよね。

これ、月岩選手に同情しちゃいますよね・・・

本当に可哀想です・・・こんな不運なある意味事故にあったようなもん。。。

 

・・・
・・・
・・・

 

果たして本当にそうでしょうか? 月岩選手に同情していいのでしょうか??

 

絶対ダメです。挫折を経験した僕だから言える。

 

何、自分だけ悲劇のヒロインぶっちゃってんの? てな話です。

 

あの時の打てなかった自分を責めるべき。

結果を出せなかった自分を責めるべき。

 

だって、松井はある意味、月岩を踏み台にして駆け上がるスピードを速めたのは間違い無い。

僕は自分を踏み台にされるのが世の中で1番ムカつく。

だったらこっちが踏み返さなきゃ!

 

人生に「たら・れば」の話はよく無いですが、あの時、敬遠後、月岩がすべて打ってたらどうなってたのか?

星稜高校がそれで優勝してたら??

 

ヒーローは松井じゃなくて平岩だったかもしれない。

そうなったら松井は巨人にはいなかったかもしれない。

 

だけど、松井は絶対また違う形でニューヨークヤンキースに行ってたはず。

そして、月岩はこの時は一瞬ヒーローになるも、同じような精神力じゃ、きっと違う形で挫折して同じようにひねくれていたはず。

 

事件が事件だっただけに、大きく取り上げられておりますが、結局は数ある日々起きる事件のOne of them です。

 

月岩選手のその後の人生の転落は、自分の弱さが原因です。

僕は会社を離れましたが、結局、何人もの人が、未だに僕が決めた仕事でメシを食っている事実。

 

誰も成長してない。

逆に僕は僕で、すぐに未来を見据えました。

 

そして、この業界素人参入で超ー最速で結果を出し、さらには同時に新しいプロジェクト・・・

 

こんな松井・月岩選手の事件とシンクロさせちゃいけないですが、結局は現実に向き合い、受け止め、そして未来に向けて努力する人間だけが生き残るし輝ける。

 

最近、ある1つのことに集中して・・・と言ってましたが、結局は僕も同じく現実を受け入れることを避けていると思った次第です。

 

皆、嫌な事実は目をつぶるし、すぐに他人のせいにします。

だけど残念なことに、人間の記憶って面白く出来ていて過去のことを思い出そうとすると、実はいいことよりも嫌なこと・逃げたことを強く思い出すもんです。

そういう事象は強く脳に刻まれる。

少しでもそういった、弱い自分が出なくなるように、日々精進して行こう、、

 

月岩選手のふてくされぶりを自分を見ているようで、また気を引き締めた次第です。

じゃないと、人間すぐに堕落した方向に行く。

ふてくされても、誰も助けてくれない。

自分で立ち上がらなきゃ。

 

それにしても、こうやって色んなものを観て・感じて・自分なりに整理すると、やる気が起きますね〜

朝からすんげえ嫌な奴でしたが、どうしても必要だと思い、逃げている自分がいたので、ノーアポで会ってきました 笑

 

ちょっと自分の話で恐縮ですが、いつものようにスルーしちゃいそうな件がありましたが、ちゃんと世の中に価値を提供した。

しっかりと堂々と請求して来ました。

 

なんか、、すいません、、僕はやはり何処までも人間臭くて、嫌なものは嫌、大好きなものは大好き、、

それを言わずには、そして行動せずにはいられない生き物なんですね・・・

 

こんな自分とこれからも、向き合って1人内輪喧嘩しながら前に進んで行きます。

 

やる気三浦 VS 暴走三浦 VS 悩み三浦 VS 陽気三浦 VS 酔っ払い三浦 VS 寝不足三浦・・・

 

光 VS 影

 

個人の闘いは永遠につづく・・・・笑

 

 

 

ABOUT ME
Koi Miura
時間にもお金にも縛られず「自由」に生きる。そして「クリエイティブ」に生きる。リアルビジネス・インターネットビジネスの垣根を超えて、あらゆることを提案し、形にして行く。それがこれからの僕の使命。マーケティングスキル・個人ブランディングを極め、自己の成長はもちろん、たくさんの同志と共鳴し合い、成功者を量産させて行こうと思います。