いきなりですが、、、
人にはそれぞれ「趣味」がある。
以前にも書いたがなんとなく
趣味=アウトドア なイメージが強いが別にキャンプや釣り・登山みたいなのだけが趣味じゃない。
履歴書に書くと
「こいつはつまらない人間だ」
と思われる、映画鑑賞+読書だって立派な趣味だ。
自由な時間に楽しめること、熱中できることがあることは間違いなく人生を好転させる。
毎日仕事だけ、家族だけ、友人だけというのは正直僕にはしんどい。
どれも大切なものであるがそれ以外に「趣味」の時間がない人生なんて考えられない。
また、誰かと一緒じゃなきゃできない趣味じゃなく
「自分だけ」で完結できる趣味がある方がいい。
自分が楽しい時間を過ごしたいからといって毎回無理矢理後輩とかを誘うのは、幾ら何でも相手都合を考えてなさ過ぎる。
そういう意味でも「お笑い鑑賞」は間違いなく貴重な僕の趣味の1つ。
辛い時に何気なくボーーーッとお笑い番組を見ているだけで元気になることも多々あった。
やはり「お笑い」は人を元気にさせる。
そして彼らの頭の回転の速さは凄く勉強になるのでお笑い研究は、趣味だけでなく仕事にも活かせるので尚更前のめりになってしまう。
ご存知、広告の世界に10年以上いたので、芸能関係はみなさまよりも少しだけ詳しい。
だから今も定期的に知らない俳優とかを見つけると
「この俳優、事務所どこなんだろう?」
とか気になってしまい検索している自分がいる。
CMで気になる女優とかを見つけた時も同じ。
なんか、ついつい調べたくなる。
今はその仕事から離れているから余り裏事情は知らないが、それでも当時と違って今はネットである程度調べられるし、
そのネットの情報の真偽も人よりは見定められる能力があるから、なんとなく人よりは詳しい状況は続いてはいると思う。(圧倒的に弱くはなったけどw)
だけど、意外かもしれないが僕は
「お笑いタレント」の方とは仕事をしたことがない。
僕が代理店にいた時はまだまだお笑いタレントの社会的地位は低かった。
昔からのナショナルクライアントを担当していたこともあり
当時は「芸人」をCMに使う機会はなかった。
たまにプレゼンしても
「やっぱ、芸人はね……
おちゃらけて見える」
という評価だったことを記憶している。
だけど、どう考えてもその評価は今は変わっているでしょう。
CMはもちろん、報道といった
「真面目なコンテンツ」
にも、芸人は欠かせなくなった。
吉本興業の功績は図り知れない。
ずっと関西を拠点に活動していた吉本興業の存在が関東に知れ渡ることになったのは、どう考えても「おれたちひょうきん族」での明石家さんまと島田紳助の活躍以降でしょう。
それ以降は、ダウンタウン・ナインティナインなど、定期的に東京進出を果たす吉本芸人が増え、、
いつのまにか、
東の渡辺プロ+太田プロ
VS
西の吉本
じゃなく、
お笑い=吉本 というふうに勢力図は変わっていった。
だから今回の、宮迫+ロンブーの亮さんの反社事件や、昨日の記者会見も世に与えるインパクトがデカ過ぎるのだ。
今日のワイドナショーは緊急企画として、まっちゃんと東野の生放送に変わった。
さすがに事前に収録した内容を放送できなかったのでしょう。(ワイドナショーは生放送ではない)
お蔵入りになりそうだから内容は分からないが、そうとう社会の温度差とかけ離れたものだったに違いない。
特にみんな昨日の記者会見に対してのまっちゃんの意見は聞きたいはずだから、それに全く触れないものを放送するのは色んな意味で逆効果であったはず。
僕でいうと、日刊メルマガを前日のウチに書いておくが次の日、でかいニュースが起きてそれに全く触れずに滑る感じw
まっちゃん・東野の「覚悟」を感じた放送だったが特に印象的だったのが
吉本上層部に対して東野が
・いつからそんなに偉そうになったのか
とか、
・本当にそんなパワハラがあったのか信じられない
といったこと。
また、まっちゃんが
・最近の吉本は、スタッフとかに対しても殿様商売的な感じがする
と加えたこと。
タレントと社員の違いがあるとはいえ、企業内で社員が役員以上に文句を言うことと同じだ。
ある程度自分にも自信がないと、しかも公共の電波の前でなかなか言えることじゃない。
そういう意味では、会社に辞められてまで独断で会見を行った昨日の2人はすんげえ勇気がいったことでしょう。
なんとなく番組を観ながら、同時にパソコンでネットを観ながら思ったことは
・吉本はデカくなりすぎた
・会社が大きくなることはいいことだが、だがコンテンツ(人や組織のルール)がそれに追いつていない
・いつのまにか全員に「驕り」が生まれた
と、組織がどんどん大きくなるも、それは一瞬の砂上の楼閣で、何かのキッカケで一気に倒産する中小企業のことを考えてしまった。
当然、吉本は大企業だから少しのミスで倒産することなんてないが
でも、放っておくと大変なことになる。
そこにまっちゃんは危機意識を感じての行動だったのでしょう。
まっちゃん
「もともと、僕らが東京に進出した時の
吉本は赤坂の8畳1ルームで
ホワイトボード+黒電話2個から始まった。
あの時の気持ちを思い出せば
吉本はまた良くなる。
今は殿様商売し過ぎだ」
というコメントが1番今日は考えさせられました。
久しぶりにかの有名な平家物語の一節を思い出したりもした。
知っている方も多いと思いますが、僕が久しぶりに書きたいので記します。
<原文>
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。
猛き者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵におなじ。
<現代語訳>
祇園精舎の鐘の音は、「諸行無常」、つまりこの世のすべては絶えず変化していくものだという響きが含まれている。
沙羅双樹の花の色は、どんなに勢い盛んな者も必ず衰えるという道理を示している。
世に栄えて得意になっている者がいても、その栄華は長く続くものではなく、まるで覚めやすい春の夜の夢のようだ。
勢いが盛んな者も結局は滅亡してしまうような、風の前の塵と同じである。
最近は意識しているので減ったが、こんな僕ですらも以前は、少し上手くいっただけで調子に乗りまくっていた。
時には
「やっぱ俺って凄いのかも?」
みたいな。
アホか と突っ込みたくなるが。
もしかしたら知らない内に吉本の文化や風習、社員の心理がそういった「俺たちすげえ」という勘違いを蔓延させたのではないか?
フジテレビがお台場に移動してからおかしくなったように。
上層部だけでなく会社全体が調子に乗ったような気がする。
上手く行っている時に
「驕るな」
「謙虚に」
と思っていてもなかなか難しいものです。
なので今日のメルマガの最後に、僕なりにいつも意識している
「調子に乗らない方法」
を記して締めたいと思います。
上手く行っている時ほど強く意識すること。
大きくは3つです。
1.新しいチャレンジをする。
上手く行っているということは今自分が着手していること、すべてが回りだしている時が多い。
そうなるとそれまで大変でも一瞬
「あれ?少し時間できたかも?」
「後は、流れるだけだから
確認程度で十分」
といった感じで肩の荷が降りる時がある。
そういう時は必ず何かしら新しいことをする意識を最大にする。
小さいことでいうとインプット+アウトプットだけど。
それも自分が余り好きじゃないジャンルとかなら尚良し。
つまり、
「できない自分」
「やれない自分」
を、絶対に幾つか自分の中に持っておいた方がいいということ。
2つ目は、
2.人の意見に耳を傾ける
なかなか今の立場での人間関係で意見を言ってくれる人は少ないが、指摘された意見は、必ず耳を傾けるよう努める。
幾ら年下だろうが、異性だろうが、教え子だろうが関係ない。
だいたいワンマンな社長で失敗するケースの多くは、誰の意見にも耳を傾けないことが要因に挙げられる。
なかなか意見を言われない時でも、どうすれば聞き出せるか?考える。
何気ない一言のアドバイスも絶対に聞き逃しちゃいけない。
そして、最後。
調子に乗ったり上手くいったりしている時こそ
3.メルマガを休まない。
別に今日やるべき重要なことはない。
後は売りあげが上がるのを待つのみ。
別に今すぐ飲みに行っても何の支障もない。
そんな状況がたまに起きるが
それでも
「メルマガだけは書く」
と決めている。
自分の原点はどんな状況だろうが忘れちゃいけない。
以上3点です。
1.新しいチャレンジをする
2.人の意見に耳を傾ける
3.メルマガだけは書く
この3つを意識してから
「自分に驕る」ケースが極端に減った。
驕っている場合じゃなくなった。
すぐに調子に乗ってしまい勘違いしてしまい変な方向に行ってしまう人。
少しでも今日のメルマガが役立てば幸いです。
ではでは